耳の後ろが痛いのはどんな頭痛の種類が考えられるの?

私たちは、いろいろな痛みを感じることがあります。

耳の後ろに痛みを感じたことがある方もいるのではないでしょうか?

耳の後ろが痛い頭痛は、いつもとは違うのでちょっと気になるところですよね。

もちろん、痛みがすぐになくなればあまり心配はないのですが、痛みが長引いた場合には何かの病気の心配もあります。

今回は、気になる耳の後ろの痛みはどのような頭痛の種類が考えられるのか、ご紹介していきましょう。

目次

耳ってどういう構造なの?

今回は、耳の後ろが痛いときの頭痛についてご紹介しますが、その前に耳の構造についてご紹介しておきましょう。

耳は大きく分けて3つの器官に別れています。

1.外耳

2.中耳

3.内耳

の3つになります。

外耳は、外からも見える部分になります。

音を集める機能になります。

中耳は、外耳に伝えられた音が届くところです。

音の振動を大きくする働きがあります。

内耳は、耳の一番奥にあります。

体のバランスや音をつかさどるのが内示です。

外耳と中耳で伝えられた音を脳に送る働きもあります。

どうして耳の後ろが痛い頭痛の種類は?

では、耳の後ろが痛い頭痛はどのような種類なのでしょうか?

耳の後ろや後頭部の神経が痛いと感じるのは後頭神経痛と言われるものです。

後頭部神経は、頭部の皮膚のすぐ下にあります。

ここが刺激されると耳の後ろがいたくなるのです。

後頭神経痛の症状としては、痛み方には個人差があるものです。

鈍い痛みという方もいれば、激しい痛みという方もいます。

電流が走るようなピリピリとした痛みや一瞬の痛みを感じるなどの特徴があります。

ひどい場合には、目の奥まで痛いと感じてしまうこともあります。

痛みを感じるのは、左右どちらかの片側だけの場合もありますが、後頭部の全体が痛い場合もあります。

首の真ん中から左右2,3センチ離れた首と後頭部のつなぎ目部分を押して痛みを感じる場合には、後頭部神経痛の可能性があります。

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後頭部神経痛の原因はなに?

後頭神経痛は、なぜ起こるのでしょうか?

実は、後頭神経痛の原因としてはいくつか考えられます。

過度のストレスやビタミン不足、疲労の蓄積などが考えられます。

会社でストレスがたまってしまったり、夜遅くまで残業して疲労が蓄積することで後頭神経痛になる方は多くいます。

頭部の痛みなので、一般的な偏頭痛や緊張型頭痛と勘違いしてしまうこともあります。

後頭神経痛の改善方法は?

そんな後頭神経痛を改善するには、基本的には安静にしていることが一番です。

安静にしていれば、1週間前後で痛みが治まるでしょう。

とはいえ、忙しい現代人はなかなかゆっくりと休みを取ることができません。

そんなときは、病院で点滴をしてもらうなどの対処をしましょう。

ほかにもビタミン不足なでが原因ともいわれますので、食生活の改善も効果があります。

ちなみにビタミンB12を多く含む食品は、シジミやあか貝、あさりなどの貝類や岩のりや焼き海苔などです。

肉体的や精神的に疲れが重なることで神経痛が発症してしまいます。

神経痛は過労のサインといえますので、ゆっくりと休息をとるようにしましょう。

耳の後ろが痛いときに考えられる他の病気は?

では、耳の後ろがいたいとき、後頭神経痛意外に考えられる病気があるのでしょうか?

後頭神経痛ではない場合には、いくつかの病気もかんがえられます。

たとえば、粉瘤です。

粉瘤は、老廃物が何らかの原因でたまって硬化して起こるイボのようなしこりです。

毛穴や皮脂腺が多く集まっている所にできやすいです。

粉瘤は痛みがないことが多いのですが、しこりが炎症を起こすと痛むことがあります。

その粉瘤ができやすい場所が耳の後ろです。

顎関節症が原因で耳の後ろが痛い場合もあります。

身もの後ろに痛みがあって、口を開け閉めするとあごも痛い場合には顎関節症の可能性があります。

顎関節症は、くいしばったり、歯ぎしりしたりといった癖が原因になります。

ですから、耳の後ろの痛みだけでなく顎の痛みがある場合にはその可能性もかんがえましょう。

このように、耳の後ろの痛みの原因となるのは後頭神経痛以外にもいくつか考えられます。

自分の痛みがどれに値するのかをしっかりとチェックしてみましょう。

もちろん、自分で判断するのはむずかしい場合には、病院で診断してもらうとよいでしょう。

耳の後ろが痛いのはどんな頭痛の種類についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、耳の後ろが痛いときに考えられる頭痛の種類についてご紹介しました。

耳の後ろが痛い時には、後頭神経痛が考えられます。

後頭神経痛の原因は、ストレスや疲労などといわれています。

もしも、そのような原因があると考えられるならば、できるだけ解消できるように心がけましょう。

また、他の病気の可能性もあることを知っておくことも大切です。