頭痛の種類別の効果のある漢方薬を教えて!
頭痛になったことがある人はたくさんいるでしょう。
風邪だけでなく、原因はわからないけれど頭痛になったことがある方もいます。
実は、頭痛にはさまざまな原因があります。
そんな頭痛を我慢するのはつらいから、薬を飲むという方がほとんどだと思います。
では、どのような薬を選べばよいのでしょうか?
漢方でも頭痛に効果があるものがあります。
今回は、頭痛の種類別に効果のあるおすすめの漢方薬をご紹介していこうと思います。
目次
偏頭痛に効果があるとされる漢方薬は?
漢方は、病気を体の問題として、自然治癒力を高めるために服用する薬です。
そのなかでも、偏頭痛の際に処方される漢方薬はどのようなものでしょうか?
いくつかご紹介していきましょう。
漢方薬は、自然界に存在している植物や鉱物をある法則のもとで組み合わせて作られた薬です。
そもそも人間に備わっている自然治癒力を高めるため、偏頭痛は気が正しくめぐっていない、逆行している状態であると考えて、黄の巡りをもとにもどす薬を使います。
1.呉茱萸湯(ゴシュユトウ)
激しい嘔吐や手足の冷えといった症状を伴う頭痛に使われます。
体を温めて痛みや吐き気を鎮めることができます。
2.桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)
虚弱で冷え性や体力があまりない人の胃腸機能を高めて頭痛をおさえることができるとされています。
心臓がどきどきしたり、吐き気や嘔吐などを抑える効果もあります。
低気圧が近づいてくると頭痛が起きる人にもおすすめです。
3.桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
体格がしっかりしていて、赤ら顔の人の頭痛や肩こり、冷えなどに効果があるとされています。
桂枝の成分がセロトニンの作用を抑制する働きがあると言われます。
更年期障害を伴う女性にも適しています。
4.五苓散料(ゴレイサンリョウ)
体力にかかわらず使用できる漢方薬です。
のどが渇いて尿量が少ないひとの頭痛やめまい、吐き気、嘔吐、腹痛、むくみなどに効果があると言われています。
5.葛根湯(カッコントウ)
発汗を促すさようのある漢方薬で、頭痛のほか、肩こり、筋肉痛にも効果があります。
また、風邪の引き初めにも効果があるとされています。
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緊張型頭痛に効果があるとされる漢方薬は?
緊張型頭痛とは、頭痛の中でもとても多いと言われています。
この緊張型頭痛に効果があるとされている漢方薬もいくつかあります。
それぞれ、ご紹介しておきましょう。
1.葛根湯(カッコントウ)
偏頭痛のところでもご紹介したように発汗を促す作用のある漢方薬です。
緊張型頭痛にも効果があり、肩こりや筋肉痛にも使われます。
また、寝違え頭痛にも効果があると言われています。
葛根湯は比較的体力があるときに使います。
ですから、高血圧や心臓病の方は避けた方がよい場合もあります。
2.五苓散(ゴレイサン)
こちらも偏頭痛のところでもご紹介しましたが、緊張型頭痛に効果がある薬として知られています。
さまざまなタイプの頭痛に効果があるので、体質的に合う場合には試してみるとよい漢方薬といえます。
漢方薬で慢性頭痛の体質から改善
東洋医学では、頭痛は気の変調も関係していると言われていますが、頭痛持ちの人は冷えがある人が多いと考えられています。
これは、血の巡りが悪いということです。
さらに、水の代謝も悪くなっている状態です。
そのため、血と水の流れが乱れることで頭痛が起こっているので、この流れを整えることで改善できると考えられています。
そこで、漢方薬の長所である正しく用いて副作用の心配がない、習慣性がないという点が頭痛の改善に適しているとされているのです。
また、漢方薬は適切に処方されることで即効性があります。
頭痛の場合なら、飲んで20から30分で痛みが緩和されます。
その後、定期的に飲み続けることで根本的な体調を改善することで再発を防ぐこともできるのです。
市販の鎮痛剤で痛みをおさえることもできるけれど、体調を改善しなければお再発してしまいます。
また、薬を飲み過ぎると反対に頭痛を引き起こしてしまう可能性もあります。
ですから、上手に漢方薬を使って頭痛の改善と体質改善をすることが大切なのです。
もちろん、漢方薬だけにたよらずに普段の生活習慣を見直すことも大切です。
規則正しい生活と十分な睡眠で体をやすめること、ストレスを上手に発散させることなどできることから心がけるようにしましょう。
頭痛の種類別の効果のある漢方薬についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、頭痛の種類別に効果のある漢方薬についてご紹介しました。
頭痛は、いくつかの種類があります。
そのそれぞれに、効果のある漢方薬も違ってきます。
今回、ご紹介したいくつかの漢方薬はみなさんが知っているものもあったでしょう。
漢方薬は正しく処方することで副作用もないので安心して作ることができます。
ぜひ、体質改善をして再発しない体を求めていきましょう。