頭痛のときに病院で処方される頭痛薬の種類が知りたい!
最近、「頭痛持ちなの」と話す女性がよくいます。
頻繁に頭痛が起こるという人は、仕事や生活に支障をきたしてしまいますよね。
だから、市販の鎮痛薬などに頼っている人も少なくありません。
けれども、自分の頭痛について、その原因などがハッキリしないまま市販の鎮痛薬を常用するのはちょっと心配にもなります。
そこで、オススメなのは頭痛専門外来を受診してみることです。
頭痛専門外来では、頭痛の症状によって頭痛の種類をはっきりさせて、それにあった薬を処方してもらうことができます。
では、どのような頭痛の薬があるのでしょうか?
今回は、気になり頭痛の時に病院で処方される頭痛薬の種類についてご紹介しましょう。
目次
病院で処方される頭痛薬の種類は?
頻繁に頭痛が起こるという方は、自分で対処しようとしないで、まずは早めに脳神経外科や頭痛専門外来などに行ってみましょう。
病院では、頭痛の治療にくわしい医師の診断によって、正しい治療法を指導してもらうこともできます。
その際に、一般的に処方される薬はどのようなものなのでしょうか?
実は、病院で処方される頭痛薬は3種類あります。
トリプタン・鎮痛薬・吐き気止めの3つになります。
偏頭痛の時に処方されるトリプタンとは?
では、病院で処方されるトリプタンとはどのような薬なのでしょうか?
まずは、偏頭痛が起こる仕組みですが脳血管の拡張によって血管の周囲にある三叉神経が刺激させることによって痛みの原因となる物質がでます。
これによって血管の周囲に炎症が起こって、さらに血管拡張してしまって三叉神経への刺激を高めてしまいます。
これによって頭痛の症状が現れてしまうのです。
そこでトリプタンです。
トリプタンは、頭痛を起こす原因となっている血管と三叉神経の両方に作用します。
拡張しすぎた脳の血管をもとにもどしたり、三叉神経から痛みの原因となる物質の放出を抑えこみます。
そして、三叉神経が受けた刺激の情報が大脳に伝達されるのをブロックします。
これで、偏頭痛だけでなく、吐き気や嘔吐などの症状を抑えることもできます。
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トリプタンは、いつ飲めばいいの?
このように偏頭痛などに効果があるとされているトリプタンですが、いつ服用すると効果的なのでしょうか?
トリプタンは、頭痛の前兆のときに服用しても効果はありません。
トリプタンは、頭痛がはじまって、その頭痛が偏頭痛であるとわかった時、症状が軽いうちに服用すると効果が高いと言われています。
偏頭痛は症状がひどくなっている場合には、通常なら感じない程度の刺激も痛みと感じてしまう症状が現れるので効果を充分に発揮できなくなってしまいます。
このトリプタンですが、飲み過ぎると反対に頭痛を引き起こすこともあるので注意いなくてはいけません。
トリプタンの服用は、1か月に9回程度までが限度と言われています。
トリプタンを使えない人もいるので注意
このように偏頭痛に効果的と言われているトリプタンですが、だれでも使えるというわけでは無いので注意しましょう。
とくに血管を収縮させる効果があるので、虚血性の心臓病や高血圧などの場合は使えないことがあります。
トリプタンは基本的には病院を受診して医師から処方される薬ですから、自分の持病などをみて相談してトリプタンが使えるかどうかを確認しましょう。
偏頭痛と緊張型頭痛では使う薬がちがう
ここまで、トリプタンについてご紹介しました。
トリプタンは片頭痛に効果があるとされている薬です。
けれども、偏頭痛と緊張型頭痛では症状などがまったく違いますので処方される薬も違うのです。
ですから、自己判断はせずにしっかりと医師の診断をうけて、適切な薬を服用しましょう。
頭痛薬に頼らない生活を
頭痛を改善するための薬についてご紹介しましたが、やはり頭痛薬に頼らない生活が一番です。
頭痛を改善するためには、生活習慣を見直すこと、食事を見直すこと、ストレスをためないようにすることなどがあります。
また、姿勢をよくすることでも頭痛が改善されることがあるそうです。
姿勢を良くすると筋肉の緊張状態を和らげることができます。
つまり筋肉を不自然な状態から自然な状態に治すことができるのです。
とくに筋肉の緊張から血行不良が原因となる緊張型頭痛の場合には、姿勢を見直すことでも改善できることがありますので試してみましょう。
薬だけでなく、生活のなかで改善できることもひとつずつ試してみるのがよいでしょう。