背中の痛みを伴う頭痛の原因はなに?対処法はあるの?

頭痛の症状や程度は人それぞれいろいろですが、頭痛だけでなく他の症状を伴うことも少なくありません。

そのなかでも背中の痛みを伴う頭痛で悩んでいる方も少なくないと思います。

背中の痛みと頭痛、いっけん関係の無いように思える二つはなぜ、同時に起こるのでしょうか?

そこで今回は、背中の痛みを伴う頭痛の原因と対処法についてご紹介していこうと思います。

目次

背中の痛みと頭痛が同時に起こる時に考えられる病気

背中の痛みを伴う頭痛は、どのようなことが原因で起こるのでしょうか?

いくつかの原因が考えられますので、順番にお話ししていきましょう。

1)風邪やインフルエンザ

風邪やインフルエンザが原因で背中の痛みを伴う頭痛が起こることがあります。

主な症状としては、発熱や倦怠感、寒気、吐き気、下痢などがあります。

ほかにも鼻水や鼻づまり、くしゃみ、咳などと頭痛や腹痛、関節の痛みなどがあります。

2)肺炎

肺炎が原因で背中の痛みを伴う頭痛が起こることがあります。

肺炎は、肺や胸膜に炎症が起きた状態で主な症状としては、咳が長く続いたり、咳と痰が一緒にでたりします。

動悸や息切れなどの症状のほか、発熱や寒気、頭痛、関節痛などもあります。

3)狭心症

狭心症は、心臓の筋肉に栄養を送る冠状静脈に障害が起きて心臓に贈る血液が不足する病気です。

主な症状としては、胸に起こる痛みや背中の左側の痛みなどのほかに腹痛や頭痛などがあります。

このほかにも、大動脈炎症候群や腎盂炎なども考えられます。

背中の痛みと頭痛で考えられることは?

では、上でご紹介した病気のほかに背中の痛みを伴う頭痛で考えられることはどのようなことなのでしょうか?

頭痛の症状はよくありますが、背中の痛みを伴う場合にはちょっと気になります。

たとえば、前かがみになって俯いた時に後頭部から背中の筋肉に負担がかかります。

そんな状態が続くと筋肉がこわばって緊張状態になってしまいます。

それが肩こりや首のこりなどの状態が起こります。

背中の筋肉の場合、肩や首とつながった筋肉もこります。

そのこりが脳内の血管への血流の阻止してしまい、血行不良を招きます。

これが緊張型頭痛と言われるものです。

肩の痛みは肩こりかも?

肩の痛みと頭痛を併発した時に感じる肩の痛みは肩こりかもしれません。

肩や首がこってしまうのは、日常的な筋肉疲労が原因だと考えられます。

筋肉疲労は、血流が悪くなって起こります。

長時間のパソコン仕事や車の運転などで同じ姿勢をしていると肩の筋肉が酸素不足で疲労物質が作りだされます。

この疲労物質がたまることで筋肉が硬くなり、血管を圧迫することで血流が悪くなります。

すると、筋肉に送られる酸素量が不足してしまうので、さらに疲労物質が増えてしまいます。

このような悪循環でどんどん肩こりが酷くなり肩が痛いと感じてしまうのです。

ですから、普段から姿勢が悪いと頭を支える筋肉に負担がかかるので慢性的に肩こりがのこってしまいます。

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肩こりと頭痛が起こる場合の筋肉の関係は?

首や肩がこることで頭痛が起こってしまうことがわかりました。

なぜなら、頭の筋肉に近い筋肉が硬くなるからです。

肩や首の筋肉は多くが頭の筋肉とつながっていて、背中の肩甲骨までの僧帽筋や首の後ろの付け根から肩までにある後頸金が頭の筋肉とつながっています。

このことが、肩の痛みと頭痛が一緒に起こる原因なのです。

頭痛を改善すれば肩の痛みも解消する

頭痛を解消するには、肩の筋肉のこりを解消することが近道になります。

そこで筋肉の血流を良くすることで筋肉にたまってしまった老廃物を除去することができます。

筋肉のコリを解消するには、体操がおすすめです。

その方法をご紹介しておきましょう。

1)右肩を下げて力を抜いたら、首を左側に倒して首筋を伸ばします。

  反対側も同じようにしましょう。

2)肩の力を抜いて上げ下げします。

3)首をぐるぐるまわします

4)腹ばいになって、首をあげてそのまましばらくキープします。

とっても簡単なので毎日時間があるときに取りいれていきましょう。

背中の痛みを伴う頭痛の原因と対処法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、背中の痛みを伴う頭痛の原因と対処法についてご紹介してまいりました。

背中の痛みは何かの病気ではないかと気になりますよね。

実際に背中の痛みを伴う頭痛の場合、考えられる病気はいくつかあることをご紹介しました。

けれども、ほとんどの場合、背中の痛みは肩のこりのことが多く、頭痛は緊張型頭痛や偏頭痛の場合が多いのです。

まずは、自分の頭痛のタイプをしっかりと理解することが大切です。

また、自分の頭痛のタイプを見きわめたら、その頭痛を改善する方法を取りいれていきましょう。

ただ、いつもと違う痛みなど気になることがある場合には、まず専門医に相談するとよいでしょう。

今回の記事を参考に、ぜひ早く背中の痛みや頭痛が改善できます様に。