更年期で頭痛の症状がでる理由が知りたい!対処法は?
女性のだれもが向かえる更年期。
更年期と言えば、さまざまな体や精神的な不調を感じる女性も多いことで知られています。
それを更年期障害といいますね。
そんな更年期障害は、人それぞれで症状も程度もいろいろなのですが、その症状のひとつに頭痛があります。
今回は、そんな更年期と頭痛の症状について、原因や対処法などをご紹介していこうと思います。
ぜひ、参考になさってください。
目次
そもそも更年期障害とは?
まずは、更年期障害についてご紹介していきましょう。
女性の体は、女性ホルモンの影響を受けることが知られています。
その女性ホルモンは女性の一生のうち、大きく変化します。
とくに女性の場合には40歳を過ぎると卵巣の機能が低下してきます。
そして、更年期になると卵巣の機能は著しく低下していきます。
このため、卵巣から分泌されているエストロゲンという女性ホルモンも減少してしまい、体の中のホルモンバランスが崩れてしまうのです。
このホルモンバランスが崩れることが原因で、自律神経も乱れて、ほてりやのぼせ、冷えといった様々な体の不調が起こるのです。
これが更年期障害と言われるものです。
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どうして更年期には頭痛が起こりやすいのか?
頭痛と一言でいっても色々な症状や原因があります。
その一つが更年期が原因の頭痛なのです。
頭痛には、脳腫瘍やくも膜下出血など大きな病気が原因のものもあります。
ほかにも、片頭痛や群発頭痛、緊張型頭痛といった脳の異常はないけれど慢性的に起こる頭痛があります。
更年期に起こる頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛の場合が多いのです。
片頭痛の症状としては、頭の片側または両側でズキンズキンと脈打つような痛みがあります。
これは、はっきりした原因はまだわかりませんが脳の血管が拡張することが原因ではと考えられています。
緊張型頭痛は、肩こりやストレス、目の疲れなどが原因で起こり、頭の両側が締め付けられるように痛みます。
このような頭痛は、ほかの年代でも見られるので更年期症状であるかどうかを見分けるのがとても難しいです。
頭痛はどうして起こるの?
では、なぜ頭痛は起こるのでしょうか?
私達はなにかを考えたり、生命を維持する為に大量の血液が必要です。
そんななかで、頸椎の歪みや筋肉の委縮などによって血流が滞ってしまうと血流が少なくなって脳が酸素不足の状態になります。
脳が酸素不足になると頭痛やめまいと言った症状を引き起こしてしまいます。
頭痛は、脳に異常がなくても肩こりや身体の歪み、筋肉の緊張状態などで起こることもあります。
更年期障害の頭痛を乗り越えるには?
それでは、更年期障害による頭痛を乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは片頭痛ですが、光や音に敏感になってしまう傾向があるので、症状がある場合には音や光がない静かな場所で休むようにしましょう。
それで改善されない場合には、緊張型頭痛の可能性もあります。
緊張型頭痛の場合には、首や肩を軽くほぐすようにマッサージすると改善されることがあります。
片頭痛は、食生活からの改善もできます。
片頭痛になりやすいと感じる場合には、ビタミンB2を積極的に摂取するようにしましょう。
ビタミンB2は、レバーや納豆、乳製品やほうれん草などに含まれてます。
気をつけなくてはいけないのが、ワインやチョコレート、オリーブオイル、チーズなどのグルタミン酸などが多く含まれる食品です。
グルタミン酸は血管拡張作用や血管収縮作用があるので、頭痛をより増強させてしまう可能性があります。
更年期障害の頭痛を予防するには?
では、更年期障害の頭痛を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
更年期障害の頭痛は、閉経前後に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に減少することで自律神経のはたらきやホルモンのバランスがみだれることで起こると考えられています。
ですから、このエストロゲンに似た働きをするといわれている大豆イソフラボンを多く含む大豆製品を積極的に摂ることが予防に効果的と言われています。
豆乳や豆腐、納豆などを普段の食事にも積極的に取り入れていくようにしましょう。
更年期で頭痛の症状がでる理由と対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、更年期に頭痛の症状がでる理由とその対処法についてご紹介してまいりました。
更年期は女性の45歳から55歳ぐらいの間の閉経期前後の時期をいいますが、この時期に体のホルモンバランスが乱れることなどでさまざまな体の不調が現れます。
これが更年期障害です。
そして、更年期障害の症状のひとつとして頭痛がおこる場合があります。
この頭痛は、更年期障害を改善していくことが一番なので、婦人科などで相談するとよいでしょう。
ぜひ、今回の記事を参考に不快な頭痛を少しでも解消できますように。