歯の痛みを伴う頭痛はどうして起こるの?その原因が知りたい!
虫歯や疲れなどで歯の痛みを感じることがあります。
歯の痛みだけでもかなりつらいのですが、頭痛の症状を伴うとかなりつらくて仕事や勉強が手につかないこともあるでしょう。
では、歯の痛みを伴う頭痛はどうして起こるのでしょうか?
今回は、歯の痛みと頭痛の関係や対処法についてご紹介しましょう。
ぜひ、参考になさってください。
目次
どうして歯の痛みと頭痛が一緒に起こるの?
まずは、歯の痛みと頭痛が一緒に起こる原因をご紹介していきましょう。
実は、頭の神経と歯の神経はとてもちかい場所にあります。
ですから、どちらかが炎症を起こすともう一方まで影響を受けてしまいます。
というわけで、歯が痛むと頭痛も起こり、頭痛が起こると歯の痛みも起こることがあるのです。
痛みの範囲は広いのでどちらの痛みが原因となっているのかを見分けるのはむずかしいです。
歯の痛みと頭痛が一緒に起こる時考えられるのは?
では、実際に歯の痛みと頭痛が一緒に起こる時、考えられることはどのようなことでしょうか?
いくつかありますので、ご紹介していきましょう。
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1)群発頭痛
群発頭痛とは、頭痛の中でも激しい痛みが特徴的なものです。
そして、高い確率で歯の痛みも伴います。
群発頭痛の患者さんの4割程度が歯医者を受診したと言われるほどです。
群発頭痛は、2,3年の周期で起こり、1度頭痛が起こると1,2か月の間は毎日のように激しい痛みがつづきます。
そして、女性よりも男性に多い頭痛と言われています。
群発頭痛は、激しい痛みのため生活に支障をきたすこともあるほどなので、できるだけ早く医師に相談して良い治療法を見つけなくてはいけません。
2)副鼻腔炎
副鼻腔炎は、副鼻腔という鼻の奥の周辺にある空洞が炎症を起こして、膿がたまってしまい起こる病気で蓄膿症とも呼ばれます。
副鼻腔は、おでことは頬の間あたりにあって、おでこに膿がたまると頭痛が起こり、頬側に膿がたまると歯の痛みが起こります。
頭痛や歯が痛いという症状以外にも、鼻水や鼻づまりといった症状が見られます。
特に下を向くと痛みを感じるなどの場合には、副鼻腔炎の可能性が高いので耳鼻科を受診すると良いでしょう。
3)虫歯
歯の痛みと頭痛がある場合には、上のように頭痛の一種や副鼻腔炎を疑いますが、歯の痛みが特定の場所の場合には虫歯の可能性もあります。
虫歯があると歯の神経が刺激を受けるので、かなりの痛みがあります。
それが頭部までくることがあって、虫歯が原因で激しい頭痛が起こることもあります。
この場合には、虫歯を治療することで頭痛も自然になおるでしょう。
4)風邪やインフルエンザ
もう一つ考えられるのが、風邪やインフルエンザです。
頭痛が起こるのはよくあることですが、歯の痛みを伴うこともあるのです。
風邪やインフルエンザに感染すると普段抱えている歯の問題がとくに痛みを感じてしまうことがあります。
風邪やインフルエンザの場合には、発熱や鼻水、のどの痛み、倦怠感などの症状もありますのでわかりやすいでしょう。
これらが歯の痛みと頭痛が一緒に起こり得るものです。
自分の症状がどれに当てはまるか、よくチェックしてみてください。
歯のかみ合わせが原因の頭痛もある
ここまでは、一般的に考えられるものをご紹介してきましたが、実は歯のかみ合わせが原因となることもあります。
歯のかみ合わせの中でも咀嚼筋と呼ばれる筋肉で一番大きな側頭筋が凝り固まると頭痛が起こります。
これは、歯が抜けたまま放置していたり、被せものがあっていないなど、かみ合わせが合わないことで起こります。
見た目と噛み合わせは違いますから、見た目がキレイでもかみ合わせに違和感がある時には歯科医に相談するとよいでしょう。
このように歯の痛みと頭痛が一緒に起こるときに考えられることは、意外と多岐にわたります。
ですから、自分の歯の痛みや頭痛の原因がしっかり理解しないと治療方法を見つけることができませんので、自分の症状を理解しましょう。
歯の痛みを伴う頭痛の原因についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、歯の痛みを伴う頭痛の原因についてご紹介してまいりました。
歯の痛みだけでも大変ですが、頭痛を伴うとつらい思いをします。
ですから、その原因を少しでも早く突き止めて治療方法を見つけたいものですね。
今回は、その原因として考えられる大きな4つをご紹介しました。
どちらも頭痛と歯の痛みがあります。
また、あまり多くはありませんが歯のかみ合わせなどが原因になることがわかりました。
自分で頭痛と歯の痛みの原因を突き止めるのはちょっと難しいので、考えられることがある場合にはそれぞれに専門医に相談するのが一番でしょう。
今回の記事を参考に、早く歯の痛みや頭痛を解消してください。