貧血を伴う頭痛はなぜ起こるの?その対処法を教えて!
頭痛といってもいろいろな症状があります。
頭痛だけが起こる場合もあれば、頭痛とともに他の症状が現れることもあります。
女性に多くみられる症状として、貧血を伴う頭痛があります。
では、なぜ貧血を伴う頭痛が起こるのでしょうか?
今回は貧血を伴い頭痛の原因とその対処法についてご紹介いたしましょう。
ぜひ、参考になさってください。
目次
そもそも貧血はどうして起こるの?
貧血と頭痛の関係をご紹介するまえに、まずは貧血がどうして起こるのかご紹介していきましょう。
貧血は、赤血球の数と血中のヘモグロビンの濃度が基準よりも低い状態です。
貧血とは症状を表す言葉で、そのタイプによって○○性貧血などと言われます。
貧血にはいくつかの種類があります。
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1)鉄欠乏性貧血
これはヘモグロビンを作りだす鉄分が不足しておきます。
2)再生不良性貧血
これは骨髄の機能が低下することで血球が作れなくなり起こります。
3)巨赤芽球性貧血
ビタミンB12や葉酸の不足で赤血球が作られなくなります。
4)溶血性貧血
赤血球が破壊されることで起こります。
このような貧血の症状を放っておくと、心臓が活発に動き、より多くの血液を送り出そうとするので、長期にわたると心臓に負担がかかります。
心臓が正常に働かなくなると心不全などのリスクもあります。
貧血の症状としては、人によっていろいろありますが一般的なものをご紹介しておきましょう。
・動悸が激しく呼吸がしづらい
・体全体がだるい
・めまいや立ちくらみ
・疲れやすい
・顔や爪が白っぽかったり黄色っぽい
・抜け毛や枝毛が増える
・舌がしびれる
・手足がしびれる
・口内炎が増える
・血尿や血便
どうして貧血の症状を伴う頭痛があるの?
つぎにどうして貧血の症状を伴う頭痛が起こるのか、貧血と頭痛の関係についてご紹介していきましょう。
貧血が起こると脳に十分な血液が行き届かなくなります。
すると脳が酸欠状態になってしまいます。
血液中のヘモグロビンやタンパク質が酸素を含んで脳内に酸素をもって行くので、血流が悪くなると酸欠状態です。
これがめまいや吐き気、頭痛などの症状の原因となっているのです。
さあに、酸欠状態の脳は脳を休ませようとして、頭がぼーっとしたり眠気を感じたりします。
どんなひとが貧血になりやすいの?
では、どのような人が貧血になりやすいのでしょうか?
貧血の症状は、女性に多く起こりやすい傾向です。
とくに10歳ごろから18歳ごろまでは、成長が大きい時期なので、筋肉や骨の成長に鉄分が必要です。
そのために大量の血液も必要になります。
ですから、このころにダイエットなどを行うと貧血になりやすいと言われています。
成人した女性の場合でもダイエットなどで食事制限をしたり、生理などの影響で貧血になりやすいと言われています。
ほかにも妊娠中はお腹の赤ちゃんも血液が必要になるので貧血になりやすいと言われています。
出典:https://junkonishikawa.com/
貧血が原因の頭痛を緩和させるには?
では、貧血が原因で起こる頭痛を緩和させるには、どのようにしればよいのでしょうか?
貧血が原因の頭痛ですから、貧血を解消するのが一番の方法です。
貧血には、いろいろなタイプがありますがやはり鉄分をしっかりと取ることが一番でしょう。
でも、鉄分だけでなく、血液を作る為に欠かせないたんぱく質やビタミンB6、ビタミン12、葉酸、ビタミンCなども合わせて摂取しましょう。
また、生活習慣の見直しも大切になります。
不規則な生活を送っているとストレスがたまりやすくなってしまいます。
ストレスがたまると胃腸が正常に働かなくなるため、鉄分やタンパク質も積極的にとっても吸収が悪くなってしまいます。
さらに気をつけなくてはいけないのは、貧血のときにはコーヒーや緑茶などのカフェインが多く含まれるものは、鉄分の吸収を阻害してしまうのでなるべく控えましょう。
ヘビースモーカーの人も注意が必要です。
喫煙によって体のビタミンCが減少してしまうので、鉄分の吸収も妨げてしまいます。
できるだけ、入浴や睡眠など血行を促進することを心がけて、体の巡りがよくなるようにしましょう。
貧血を伴う頭痛はなぜ起こる原因と対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、貧血を伴う頭痛はどうして起こるのか、その原因と対処法についてご紹介しました。
貧血の女性は少なくありませんが、そのためにさまざなな症状が起こることがあります。
その一つが頭痛なのです。
貧血によって脳が酸欠状態になることで頭痛の症状がでることがわかりました。
ですから、このような頭痛の場合は、貧血の症状を改善することが一番の近道になります。
自分の貧血のタイプに合わせて、できることから改善方法を取りいれていきましょう。
あまり長引く頭痛の症状の場合には、一度医師に相談してみるとよいでしょう。