頭痛薬の効果がない頭痛ってあるの?どんなことに注意したらいいの?
日本人は頭痛持ちの人が多いと言われています。
頭痛といってもいろいろな種類があって、筋肉が緊張することなどが原因の緊張型頭痛や原因がはっきりしていない偏頭痛などがあります。
さらには、風邪などを引いた時に頭痛の症状が出る時もあります。
そんな頭痛で悩まされている人達は、少しでも頭痛を緩和させたいので市販の頭痛薬を服用することが多いでしょう。
でも、この頭痛薬を服用しても効果がなかったことがある人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は頭痛薬の効果がない頭痛や薬服用に注意点などをご紹介していこうと思います。
ぜひ、参考になさってください。
目次
頭痛薬の効果がない頭痛ってどんな病気?
頭痛薬が効かないという頭痛はあるのでしょうか?
頭痛薬が効かないということは、つまり他に病気が隠されているということが考えられます。
この場合は、頭痛薬を追加して飲んでも無意味です。
では、どのような頭痛が頭痛薬が効かないのでしょうか?
群発頭痛
ひとつめは、群発頭痛です。
群発頭痛という名まえを耳にしたことがある方は少ないかもしれません。
この群発頭痛と呼ばれる頭痛は、今までに経験したことのないような激しい頭痛に見舞われると言われます。
その原因ははっきりとはしていなくて、女性よりも男性の方が多い頭痛でもあります。
群発頭痛は、直接命に関わる病気ではありません。
けれどもその痛みは想像できないほどの痛みで、3時間以上も続くこともあるので頭痛薬が効かないとなるとつらいのです。
そんな群発頭痛で市販の頭痛薬が効かないとなるとこまりますね。
でも、もちろん専門的な治療を受けることで改善することができますので、医師に相談しましょう。
くも膜下出血
二つめは、くも膜下出血です。
くも膜下出血は、頭痛薬が効かないという問題だけでなく命に関わる病気ですから気をつけなくてはいけません。
くも膜下出血は、脳の動脈瘤が破裂して脳に血がたまってしまうことが原因で起こります。
くも膜下出血な脳の機能的障害ですから、頭痛薬では頭痛を改善することができます。
このくも膜下出血は、後頭部が殴られたような強い痛みがあります。
そして、吐き気や嘔吐、意識障害などもあります。
頭を殴られたような強い痛みのある頭痛があったらすぐに病院の診断を受けるようにしましょう。
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髄膜炎や脳炎
三つめは、髄膜炎や脳炎です。
髄膜炎とは、ウイルスや細菌が髄膜という部分に感染してしまい起こります。
そして、高熱や激しい頭痛などの症状が現れます。
髄膜炎は子供がかかりやすい病気で重症の場合には命に関わることもあるので注意しなくてはいけません。
ウイルスなどが脳に達した場合には、脳炎となって意識障害などを起こすこともあります。
小さい子がかかると重症化しやすいので注意しましょう。
精神的な頭痛
四つ目は、うつ病などの精神的な頭痛です。
うつ病などの精神的な病気で頭痛の症状がでることがあります。
精神的な病気の場合は、普通の頭痛薬では効果がありません。
心的な症状を軽減することで頭痛を緩和させることができるでしょう。
片頭痛も頭痛薬が効かないの?
片頭痛とは時に、ガンガンと殴られたような痛みがあったり、激痛が走ることもあります。
でも、吐き気や嘔吐はない場合もあります。
そして、なにより偏頭痛はその原因がはっきりしていないこともあります。
ですから、脳の検査をしてもらうことが必要になります。
脳の中は外からは観ることができませんからCTやMRIで検査することになります。
この検査によって脳の疾患がみつかることもあります。
脳疾患の場合の多くは、意識不明になることなどが多いので早めに見つけることが大切になります。
緊張性頭痛も頭痛薬が効かないの?
緊張性頭痛に効果があるとされている市販薬としては、バファリンAやロキソニンSがあります。
頭痛だけでなく体のさまざまな痛みも血管や神経が凝り固まった姿勢で圧迫されている身体からの信号と言えます。
ですから、その症状を和らげるために血管や神経の緊張を解きほぐすことが大切です。
リラックスさせるための薬という事になります。
ですから、ご紹介した二つの薬が効果がない場合には、片頭痛の可能性もあります。
頭痛薬の効果がない頭痛や注意点についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、頭痛薬の効果がない頭痛やその注意点についてご紹介しました。
頭痛がひどい場合には、頭痛薬を飲んで症状を緩和させたいと思うのが一般的です。
でも、その頭痛薬の効果がないとどうしたらいいのでしょう?
実は頭痛薬が効かない頭痛は、なにか病気がある可能性があります。
ですから、きちんと検査した方がいいでしょう。
また、自分の頭痛の種類を勘違いすることによって効果のある薬を間違えてしまう可能性もあります。
ですから、自己判断はせずに頭痛外来などにいって専門的な診断をしてもらうとよいでしょう。
大きな病気が隠れている可能性もあるので、一度はきちんと検査をしてみることをオススメします。