市販の頭痛薬でアレルギーを起こすことがあるの?

日本人には頭痛持ちという人が多いと言われています。

風邪などが原因の頭痛なら、風邪が治れば頭痛の症状も緩和されるのが一般的です。

けれども、慢性的な頭痛の場合には、そんなわけにもいきません。

そこで、なんとか改善しようと市販の頭痛薬を服用する人も少なくないと思います。

最近では、市販の頭痛薬の種類も増えて自分自身でこれが一番効くという薬を知っている人も多いと思います。

でも、気になるのは頭痛薬でアレルギーを起こすことがあるのかということです。

薬には一般的に副作用があるものが多くあります。

市販の頭痛薬はどうなのでしょう?

そこで今回は気になる市販の頭痛薬とアレルギーの関係についてご紹介していこうと思います。

目次

市販の頭痛薬にはどのようなものがあるの?

まずは、市販の頭痛薬についてご紹介していきましょう。

市販の頭痛薬は一般的に解熱鎮痛剤と催眠鎮静剤や制酸剤、生薬、その他の成分の組み合わせとなっています。

解熱鎮痛剤とは、痛みそのものをおさえる成分の事を言います。

解熱鎮痛剤の種類がいくつかありますのでご紹介しておきましょう。

1.イブプロフェンやロキソプロフェン

これらは医療薬ですが市販でも買えるようになってきました。
効能としては炎症をともなう痛みに有効とされています。

2.アセトアミノフェン

特徴としては胃腸障害を起こしにくく、安全性が高いと言われています。

3.アスピリン

非ピリン系で、広く使われていますが胃腸障害の副作用があることでも知られています。

4.エテンザミド

アスピリンよりは胃腸障害がすくなめです。

5.イソプロピルアンチピリン

ピリン系で、脳で痛みをブロックする作用が強いです。

催眠鎮静剤とは、痛みの反応を鈍感にさせて鎮痛剤の効果を高める薬です。

一般的には、プロムワレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素などがあります。

制酸剤とは、鎮痛剤による胃の不調をおさえる薬です。

一般的には、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロサルタイトなどがあります。

生薬とは、鎮痛剤による胃の不調をおさえるもので鎮痛作用もあります。

その他の成分としては、頭をすっきりさせるカフェインなどがあります。

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市販の頭痛薬にはどのような副作用があるのでしょうか?

一般に販売されている頭痛薬はいろいろあり、解熱鎮痛剤と呼ばれています。

これは、頭痛だけでなく生理痛や歯痛などのさまざまな症状の痛みを止めることができるとされています。

脳の体温調整中枢に作用することで発熱を抑えて、皮膚の血管を拡張させて放熱を促進させることで痛感神経に作用して興奮を抑えて痛みを緩和するのです。

このような解熱鎮痛剤としてよく知られているのがアスピリンやイブプロフェン、ロキソニンなどです。

では、これらの解熱鎮痛剤にはどのような副作用があるのでしょうか?

一般的にいわれている副作用をご紹介しておきましょう。

胃腸障害

ひとつめは胃腸障害です。

副作用の代表的なものとして知られている胃腸障害は、痛みの元となっている成分をおさえることで、胃酸から胃壁を守る粘液も減少してしまうので胃の粘膜が刺激を受けてしまい、痛みやむかつきなどの症状が出るのです。

腎障害

ふたつめは、腎障害です。

これは、尿の量が減って全身がむくんだり息苦しさやだるさ、嘔吐などを感じることがあります。

肝機能障害

みっつめは、肝機能障害です。

全身のだるさや黄疸などがあらわれます。

喘息

四つ目は喘息です。

鎮痛剤によって喘息の発作が誘発されることがあると言われています。

市販の頭痛薬によるアレルギーは?

今回、ご紹介したい市販の頭痛薬によるアレルギーというのは、アナフィラキシーショックです。

みなさんも名前を耳にしたことはあるでしょう。

食品などでアナフィラキシーショックが発症することがよくありますが、頭痛薬でも発症する可能性があります。

症状としては、服用後すぐに蕁麻疹がでたり、浮腫や胸苦しさなどとともに顔色が青白くなって、手足が冷たく、冷や汗や息苦しさが現れます。

このような症状が出た時にはすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

市販の頭痛薬飲み過ぎ注意

実は、頭痛のたびに市販の頭痛薬を飲むことで逆に頭痛を引き起こしてしまうことがあります。

それが、薬物乱用頭痛と呼ばれるもので頭痛薬の飲み過ぎによって痛みの感受性が高まり、すこしの頭痛でも過敏に反応してしまうのです。

そのたびに薬を飲むことで悪循環となりますので注意しましょう。

市販の頭痛薬でアレルギーを起こすことがあるかについてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、市販の頭痛薬でアレルギーを起こすことがあるのかについて、ご紹介してまいりました。

現在は市販薬がとても買いやすい便利な環境となっています。

でも、頭痛薬といってもいろいろな種類があることやそれぞれに副作用があることもしっかり認識しておくことが大切です。

また、頭痛薬でアレルギー症状が起こる人もいますから、市販の頭痛薬を飲んだ後の身体の変化も見逃さないようにしたいものです。