首の痛みがある頭痛ってなに?病気の可能性は?

頭痛の症状と一言でいってもいろいろあるけれど、首の痛みがある頭痛を感じたことがある方もいると思います。

もちろん、肩こりが伴う頭痛だったり、発熱を伴う頭痛だったりといろいろありますね。

その中でも首の痛みを伴う頭痛の場合は、基本的には緊張型頭痛であることがほとんどといわれています。

でも、やっぱり普通の頭痛とは違う印象の首の痛みのある頭痛は気になります。

そこで、今回は首の痛みを伴う頭痛について、病気の可能性などとともにご紹介していこうと思います。

目次

首の痛みがある頭痛はどのような頭痛?

上でご紹介したように首に痛みがある頭痛は、緊張型頭痛の場合がほとんどと言われています。

とはいえ、その痛みによって幾つかの頭痛が考えられますので、まずは考えられる頭痛についてご紹介しましょう。

1.肩こりからくる緊張型頭痛

これは、姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢でいることで起こる肩こりからくる頭痛のことです。

たとえば、うつむきの姿勢でいることが多い人や、1日中パソコンに向かって座っていることが多いという方に多いタイプです。

この肩こりが原因の緊張型頭痛の場合には、緊張が肩から首の後ろの筋肉に伝わることで後頭部の筋肉へ伝わっていきます。

長年、姿勢がわるい状態が続いていたりすると頸椎の骨が通常とは違う形になってしまっていたりするばあいもあります。

これは、レントゲンを撮影すると確認することができます。

首の痛みを伴う緊張型頭痛が続くひとや頻繁に起こるという方は、頸椎の骨も確認してもらうとよいでしょう。

2.ストレス型頭痛

もうひとつは、ストレスや疲れが原因となって頭部の筋肉がこわばることで起こる頭痛です。

これは、一日のうちの夕方や1週間のうちの週末などに起こることが多いと言われています。

ですから、休みの日などに首の痛みを伴う頭痛が起こるという方はこのタイプかもしれません。

[スポンサードリンク]

首の痛みを伴う緊張型頭痛の改善方法は?

ご紹介したように首の痛みを伴う頭痛にはいくつかの種類があります。

そのなかで、緊張型頭痛の改善方法をご紹介しましょう。

緊張型頭痛は、デスクワークやパソコンの前に長時間座っているなどで同じ姿勢が続いていると肩や首回りがこってしまいます。

ですから、筋肉のこりが首や頭部への血流を妨げてしなわないようにコリをほぐすことが大切になります。

デスクワークなどが続く場合には、合間に軽いマッサージやストレッチなどをするように心がけましょう。

首や後頭部などの筋肉がこってしまうと、頭部に行くはずの血流が阻害されてしまいます。

すると酸素の供給がうまくできんくなるので緊張型頭痛や首の痛みなどが起こるのです。

ですから、血流を改善することが大切ということになります。

そこで温めたタオルを首の後ろや後頭部にあてて、収縮した血管をひろげるようにしましょう。

すると血流が改善されるので、緊張型頭痛や首の痛みなども軽減されるでしょう。

首の痛みと頭痛が同時に起こるときに考えられる病気は?

それでは、首の痛みと頭痛が同時に起こるとき、どのような病気が考えられるのでしょうか?

いくつかの考えられる病気をご紹介しておきましょう。

1.頸部脊椎症

 これは、長時間同じ姿勢でいることが原因となりますので、同じ姿勢でいるときには、途中で肩の上げ上げなどのエクササイズをしましょう。

 とくに肩甲骨周りを意識して動かしたり、温泉などで体を温めて筋肉をほぐす様にしましょう。

2.頸椎椎間板ヘルニア

3.眼精疲労

 目の疲れによるものですので、しっかりと睡眠をとって目を休めることが大切です。

 また、眼精疲労には眼球の周りを温めるようにしましょう。

4.偏頭痛

5.月経関連偏頭痛

6.後頭部神経痛

7.顎関節症

8.細菌性髄膜炎

このように、自分である程度対処できるものからちょっと難しいものまであります。

どちらにしても自己判断は危険ですから、首の痛みを伴う頭痛が続くときにはできるだけ早く専門医に相談するようにしましょう。

自分である程度対処できるものに関しては、血管を温めて血流を改善することなど比較的改善できるのでぜひ、試してみてください。

首の痛みを伴う頭痛まとめ

いかがでしたか?

今回は、首の痛みを伴う頭痛について、改善法や考えられる病気などをご紹介してまいりました。

頭痛の原因はいろいろありますが、首の痛みを伴う頭痛となるとある程度原因が絞られてきます。

その一番が緊張型頭痛ですね。

今回は、そんな緊張型頭痛の改善方法もご紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

また、考えられる病気として幾つかご紹介しましたが、これらは自分ではなかなか判断できないので気になることがある場合には早めに医師に相談しましょう。