夏の暑い時期になると頭痛が引き起こされるのはなぜ?
日本人には頭痛持ちが多いと聞いたことがあります。
実際に私の周りにも「頭痛持ち」だと話している人は多くいますし、頻繁に頭痛を訴える人もいます。
頭痛と言えば、風邪などの症状のひとつでもありますが、他にもいろいろな原因で頭痛が引き起こされることがあるのです。
頭痛になる時間や時期にもいろいろあると言われています。
その一つが夏の暑い時期です。
夏、暑すぎて頭痛になってしまうという方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな暑い時期に起こる頭痛の原因や対処法についてご紹介していこうと思います。
目次
夏の暑い時期の頭痛の原因として考えられるのは?
まずは、夏の暑い時期の頭痛の原因として考えられるものをいくつかご紹介していきましょう。
1.夏風邪
「夏風邪」という言葉を耳にしたことがある方は少なくないと思います。
夏風邪とは、エンテロウイルスやアデノウイルスといったウイルスが体内に侵入するものです。
ウイルスと闘う為に体内で白血球が増加します。
この白血球を増やす時に血管が膨張するのはできるだけたくさんの白血球を送り出すためです。
そして、この膨張した血管は周りの神経を圧迫したり刺激することで頭痛を引き起こすのです。
ですから、夏風邪によって頭痛が引き起こされるのです。
2.夏バテ
「夏バテ」によって頭痛が引き起こされることもあります。
これは自律神経が乱れることによって起こります。
自律神経の働きのひとつといて、血行を調節する機能があるので夏バテによって自律神経が乱れると頭の血行が調節できなくなって頭痛が起こるのです。
夏バテが原因の頭痛は、偏頭痛と緊張性頭痛があります。
偏頭痛は血行が良くなりすぎて頭痛が起こるもので、反対に緊張性頭痛は血行が悪くなって頭痛が起こるものです。
3.熱中症
最近は、夏が猛暑になることも多く熱中症のニュースを耳にすることも多くなりました。
そんな熱中症も頭痛の原因となります。
熱中症で頭痛の症状が起こるのは、脱水症状によって血液循環が悪くなることで起こります。
熱中症で大量の汗を書くことで体内の水分や塩分が失われて脱水症状が起こります。
ここでしっかりと水分補給をしないとかなり危険な状態になるので気をつけなくてはいけません。
4.アレルギー
アレルギーといえばいろいろありますが、夏の頭痛の原因となるのは日光アレルギーと寒暖差アレルギーです。
日光アレルギーは、光線過敏症ともいわれるもので、日光に当たることで発症するアレルギーです。
特徴として、頭痛の症状がありますが、ほかにも蕁麻疹や湿疹などが出ている場合には日光アレルギーを疑ってもよいでしょう。
寒暖差アレルギーは、寒暖差で起こるアレルギー症状です。
とくに夏は、室内と室外の温度差が大きいことでアレルギー症状が起こります。
この寒暖差アレルギーは、アレルギー物質が原因ではないので温度差によって自律神経が乱れることで症状が現れると考えられています。
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夏の暑い時期の頭痛を対処する方法は?
それでは、夏の暑い時期に起こってしまった頭痛はどのように対処すればよいのでしょうか?
実は、いくつかある原因の中でどれが原因になっているかによって対処方法は変わります。
たとえば、夏風邪が原因なら風邪を治すことが一番ですね。
その上で、血管が拡張して神経を刺激しているので、冷すことが大切になります。
冷すには、冷たいタオルを当てたりするとよいでしょう。
夏バテが原因の場合には、偏頭痛か緊張性頭痛化によっても対処法は変わってきます。
とはいえ、基本的には夏の頭痛を予防する方法としていくつかの事があります。
まずは、夏によく使われるエアコンですが、設定温度を高めにして体に直接エアコンの風が当たらないようにして冷すぎないようにしましょう。
さらに屋外へ出るときには光の刺激をおさえるためにサングラスの着用などがおすすめです。
もちろん、熱中症予防のためにこまめに水分補給をすることも必要となります。
このように夏の暑い時期には普段の生活のなかでちょっとしたことを気を付けることで頭痛を予防することもできますのでぜひ取りいれてみてください。
もちろん、さまざまな対処法を試してみてもあまり頭痛が改善されない場合には、早めに専門医に相談してみるとよいでしょう。
たかが頭痛と考えがちですが、大きな病気が潜んでいる可能性もあります。
夏の暑い時期になると頭痛が引き起こされる原因と対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、夏の暑い時期に頭痛が引き起こされる原因とその対処法などについてご紹介してまいりました。
夏の暑い時期に頭痛で困ったことがある方は少なくないと思います。
実は、夏は頭痛の原因となることがいくつかあります。
ですから、自分の頭痛の原因がどれにあたるかを見きわめることで適切な対処ができるようになります。
今回、その考えられる原因をご紹介しました。
・夏風邪
・夏バテ
・熱中症
・アレルギー
です。
このどれにも当てはならない場合には、ほかの原因が考えられますが、まずは病院で相談してみるとよいでしょう。