貧血によって引き起こる頭痛ってあるの?予防法や対処法は?
急に立ちくらみを感じたり、目の前が真っ暗になったりした経験はありませんか?
このような症状を感じたことのある方は少なくないと思います。
とくに女性に多い症状ですね。
このような症状は貧血によって起こることあります。
今回は、貧血が原因で引き起こる頭痛について、予防法や対処法などを御紹介しようと思います。
目次
なぜ貧血による頭痛が引き起こるのか?
まずは、貧血によってどうして頭痛が引き起こるのか、貧血と頭痛の関係についてごしょうかいしましょう。
貧血による頭痛の原因には2つあります。
ひとつが脳への酸素不足です。
貧血が起こると頭痛になるのは、血流が普段より滞ってしまい血液中のヘモグロビンの酸素の運搬能力と関係があります。
とくに女性の場合には、生理中や妊娠、出産、ダイエットなどでこのような症状が起こることがあります。
ふたつめは、体の冷えです。
貧血になると血流が滞ってしまいます。
それによって全身の血のめぐりが悪くなってしまうので全身が冷えてしまいます。
この冷えによって頭痛が起こるのです。
そこで冷えを解消することが大切です。
そもそも貧血とはどんな症状?
では、貧血によって頭痛を引き起こすといいますが、貧血とはそもそもどのような症状なのでしょうか?
貧血とは、鉄分不足が原因ということは耳にしたことがある方も多いでしょう。
じつは、他にもタンパク質不足が原因で起こることでも知られています。
鉄分不足が原因の貧血は鉄欠乏性貧血と言われいます。
血液中の赤血球の量が減少することで酸素量が不足して立ちくらみや頭痛などの症状が起こるのがこの貧血です。
鉄欠乏性貧血のほかにもいくつかの症状があります。
そのひとつが、再生不良性貧血です。
脊髄の血液細胞が何らかの原因で減少することで起こる貧血ですがその原因はわかっていません。
発症は100万人に6人ほどという珍しい病気です。
ふたつめが、巨赤芽球貧血です。
葉酸が不足することで起こる貧血で、葉酸は体内の含有量が少ないので病気などで失われやすい栄養素です。
なんらかの原因で葉酸が不足することで起きます。
みっつめが、溶血性貧血です。
人間の赤血球の寿命を異常に短縮する状態が溶血で先天性の場合には、赤血球そのものの異常が溶血の原因です。
後天性のばあいには、抗体や血管壁などに異常があります。
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貧血による頭痛の予防法は?
では、貧血による頭痛を予防するにはどのようなことができるのでしょうか?
まず、一番大切なことは貧血を予防することです。
そこで食事を見直しましょう。
貧血を予防するためには、バランスの良い食事をすることが大切です。
貧血を起こさないように摂取したいのがヘモグロビンを作る鉄分を多く含む食材や鉄分の吸収率を上げるビタミンC、血液を作るたんぱく質です。
鉄分を多く含む食材としては、レバーやにぼし、ひじき、ほうれん草などです。
ビタミンCを多く含む食材としては、レモンやキャベツ、ピーマン、パセリなどでう。
そして、タンパク質を多く含む食材としては、卵やチーズ、豆腐、あさりなどです。
このように3つの成分を多く含む食材を上手に取りいれて貧血予防をしましょう。
とくに生理中や激しいスポーツをする人は、これらの成分をより多く摂取するように心がけましょう。
また、よく噛んで食べることで栄養分の吸収率を上げることができます。
ただ、コーヒーや緑茶に含まれるタンニンは、鉄分の吸収効率を低下させてしまうので気を付けましょう。
そして、生活習慣の見直しも行いましょう。
生活習慣が乱れていると貧血を起こしやすいと言われていますので生活習慣を見直しましょう。
不規則な生活をしていると気づかないうちにストレスをためてしまっています。
ストレスを感じることで胃腸の働きが正常でなくなるので、鉄分やタンパク質を積極的に摂取していてもしっかりと吸収されない可能性もあります。
また、タバコをよく吸うひとも注意が必要です。
タバコを吸うと体のビタミンCが減少してしまい、鉄分の吸収を妨げてしまいます。
ほかには、入浴や睡眠で全身の血行を促進させて貧血予防もしましょう。
そして、貧血になってしまった時にはできるだけ安静にしましょう。
できれば体を横にして休むようにします。
身体を横にすることで頭に血が届きやすくなります。
洋服なベルトやボタンを外して血のめぐりをよくすることが大切です。
とはいえ、普段から貧血を起こしやすい体質はできるだけ改善していくようにしたいものです。
貧血によって引き起こる頭痛の予防法や対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、貧血が原因で引き起こる頭痛の予防法や対処法についてご紹介しました。
貧血によくなるというのは女性の方が多いと思います。
貧血の改善をすることで頭痛を改善することができるかもしれません。
普段から栄養バランスのとれた食事や生活習慣の改善をすることで直すことができますのでしっかりと心がけましょう。