塩分の摂りすぎが頭痛の原因になるの?対処法は?

よく頭痛になるという方は少なくありません。

実は、頭痛といってもいろいろあって、原因も人それぞれです。

その中でも頭痛を伴う高血圧の人は多く、その原因は塩分の摂り過ぎともいわれています。

では、塩分の摂り過ぎでなぜ頭痛を引き起こしてしまうのでしょうか?

また、塩分の摂りすぎが原因の頭痛にはどのような対処が必要なのでしょうか?

今回は、気になる塩分の摂りすぎと頭痛の関係についてご紹介しようと思います。

目次

塩分を摂りすぎると頭痛を引き起こす理由

頭痛の原因はいろいろありますが、なぜ塩分の摂りすぎが頭痛になるのでしょうか?

塩分の摂りすぎで血圧が上がるといわれています。

これが頭痛と関係していると考えられています。

塩分の摂り過ぎによって血液濃度が濃くなることで血管が収縮します。

この時に血流を良くするために身体が動いて頭痛を引き起こすと考えられています。

とくに細い血管内を血流が強引に流れようとすることで頭痛となります。

アメリカでは、塩分を摂りすぎないことで頭痛を解消できるかどうかの研究もおこなわれました。

そして、1日3gの塩分摂取量にきめると、頭痛を持つ人の約3割が解消されたそうです。

実は日本人は、調味料によって塩分を摂りすぎてしまう傾向があります。

ですから頭痛持ちの方は、塩分の摂り過ぎが原因かもしれないのです。

塩分は私たちに必要なの?

塩分の摂り過ぎが頭痛の原因になるなら、塩分をまったく摂取しないほうがよいのでしょうか?

私たちが口にしている塩分は塩化ナトリウムです。

ナトリウムは身体の水分のバランスを整えることや血液や胃液、消化液などの体液の浸透圧などを調節する働きがあります。

けれども、塩分の摂りすぎによって高血圧になることもしられています。

日本高血圧学会では、高血圧の予防には1日の塩分摂取量を6g未満にすることを推奨しています。

けれども、たとえばラーメンには約4g、天ぷらそばには約6gの塩分が含まれています。

このようにみると、1日6g未満というのは、かなり塩分を計算して意識して食事をしなくてはいけないということです。

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塩分の摂りすぎを防ぐには?

塩分の摂り過ぎが原因の頭痛を予防するには、塩分の摂りすぎを防ぐことが大切です。

では、どのように塩分の摂りすぎを防げばよいのでしょうか?

たとえば、普段の食事でできることがあります。

それは、食塩ではなくてなるべく胡椒で味付けすることです。

ラーメンや味噌汁も塩分が多いので残り汁を全部飲まないようにしましょう。

また、半身浴をして汗を流すのもオススメです。

汗を流すことで塩分を排出することができるので湯ぶねに下半身分のお湯を入れて20分程度つかると良いでしょう。
温度は通常の40度程度でかまいませんが、寒い季節にはすこし熱くしてもよいでしょう。

頭痛の症状が出やすい方は、食塩ではなく胡椒や生姜などの調味料を使って塩分をひかえましょう。

バナナはカリウムを含むので塩分を排出することができます。

また、ストレスが原因の頭痛もありますがバナナにふくまれるトリプトファンという成分がストレスを解消してくれるのでおすすめです。

頭痛の改善にはどのような方法があるの?

では、頭痛が起こってしまった時にどのように改善することができるのでしょうか?

たとえば、首をマッサージしたり、暗くて静かな場所で休むことなどがおすすめです。

冷たいものではなくて温かい飲み物をのんで、アーモンドを食べるといいです。

首のマッサージとは、左右に首をゆっくりとまわします。

これだけで、血行が良くなるので頭痛が改善されることがあります。

暗く静かな場所にいると痛みが和らぐといわれています。

そして、冷たい飲み物は血流を悪くしますので、できるだけ温かい飲み物で血流を良くしていきましょう。

マグネシウムを多く含むアーモンドを食べることで緊張した脳の血管を解きほぐすことができます。
塩分摂りすぎの頭痛にも効果があります。

とはいえ、塩で加工されたアーモンドは逆効果ですのでよく成分をみて購入しましょう。

さらに、アーモンドにはカリウムが含まれていて高血圧予防や塩分排出効果があるので1日6粒を目安にたべるとよいでしょう。

外食でどうしても塩分を摂りすぎてしまう時には、塩分を排出してくれるカリウムの多い野菜や果物をいっしょに摂るようにしましょう。

塩分の摂りすぎが頭痛の原因と対処法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、塩分の摂りすぎが原因の頭痛とその対処法についてご紹介しました。

頭痛の原因はいろいろありますが、塩分の摂り過ぎで頭痛を引き起こすことがあることもわかりました。

そして、塩分の摂り過ぎは頭痛だけでなく高血圧などの原因ともなるので注意しなくてはいけません。

ですから、できるだけ食事のなかでの塩分について計算しながら注意して食べなくてはいけません。

また、塩分を排出しやすい食べ物を摂取することで塩分を排出するようにしたりと気を付けましょう。