寝すぎで頭痛だけでなく吐き気でするのはどうして?

普段は、仕事や家事などで忙しくてゆっくり寝ていられないから休日ぐらいはゆっくり寝ていたいと思う方は少なくないとおもいます。

だから、休日には目覚まし時計をかけずにたっぷりと睡眠をとる。

目覚めたらすっきりしているはずなのに、頭痛だけでなく吐き気まで!

どうして?

そうなんです。

寝すぎが原因で、頭痛や吐き気の症状がでることもあるのです。

今回は、そんな気になる寝すぎが原因の頭痛や吐き気の症状が起こる理由を探っていこうと思います。

合わせて対処法もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

目次

寝すぎが原因で起こる頭痛や吐き気

みなさんは、疲れたら寝るのが一番だと考えませんか?

しっかりと寝れば体力も回復して、すっきりと起きられる気がしますよね。

だから、休日には寝だめをしておこうなんて考える人もいます。

でも、実はこれは間違いなのです。

寝すぎることで、脳の血管が拡張して頭痛が起こると言われています。

寝ている間には、肩や首の筋肉はあまり使わないので長時間寝ていると血行が悪くなってしまいます。

血行が悪くなると、体が血行不良を改善しようと血管を拡張させるはたらきのあるセロトニンを脳内に大量に放出します。

このセロトニンが大量に放出されることによって頭の血管が緩んで拡張します。

血管が拡張することで周囲の感覚神経が刺激を受けて頭痛を引き起こしてしまいます。

一般的には寝すぎが原因の頭痛は偏頭痛ですから、偏頭痛持ちの方はとくに寝すぎると頭痛が起こりやすいようです。

そして、頭痛とともに吐き気が起こるのは、頭痛が原因と言えます。

ですから、頭痛の症状が改善されれば吐き気も改善されるというわけです。

寝すぎが原因の頭痛や吐き気を治す7つの方法

寝すぎが原因で頭痛や吐き気が起こる理由は理解できましたか?

その理由を理解したところで、頭痛や吐き気を治す方法を7つご紹介していきましょう。

1.冷す

 寝すぎが原因の頭痛は基本的には血管の拡張になります。

 ですから、痛いと感じるこめかみやおでこ、首筋などを冷たいタオルなどで冷やすことで血管が収縮します。

 ただ、冷しても痛みが改善されない場合には、偏頭痛ではなく緊張型頭痛の可能性があります。

 この場合には、反対に温めることになります。

2.暗くする

 偏頭痛が原因ですから、普段よりも光や音に敏感になっています。

 これがストレスで頭痛がなかなか回復しないので、部屋を暗くして静かにするのが一番です。

 アイマスクをもっている場合には、活用するとよいでしょう。

3.カフェインを摂る

 カフェインには、血管を収縮するはたらきがあります。

 ですから、コーヒーなどのカフェインを含む飲み物を飲むことでずつうが回復されます。

 とはいえ、あまり飲み過ぎると血管をひろげてしまうので注意しなくてはいけません。

4.ツボを押す

 頭痛の時に効果のあるツボがあります。

 これが頭の上にある百会というツボをぐっと押しながら息をスーッと吐いて、息を吸いながら緩めるようにします。

 これを20回ほど繰り返してやってみましょう。

 これは即効性が高いので頭痛の改善がすぐに感じられるでしょう。


出典:http://tenshinotamago.com/

5.ストレッチをする

 頭痛の原因が筋肉が凝り固まってしまうことの場合には、ストレッチをすることで改善します。

 とくに首や肩の周りの筋肉をほぐすことに意識してストレッチを行いましょう。

 ストレッチをすることで血行が改善されるので体中すっきりして頭痛もゆっくりと改善していきます。

6.温める

 先ほど、偏頭痛の場合には冷すことが一番とお話ししました。

 けれども、筋肉のコリが原因の場合には温めることが大切になります。

 とくに首や首の筋肉を温めてほぐすことが良いので、ゆっくりとお風呂に浸かるのもよいでしょう。

7.ミントを活用する

 頭痛に伴って吐き気まであるときには、ミントがオススメです。

 吐き気がある時にミントのガムやタブレットを食べるとスッとします。

 気持ちもリラックスできるので、効果を感じられるでしょう。

このように幾つかの方法で寝すぎによる頭痛や吐き気を改善することができます。

自分自身でできることからトライしてみると良いでしょう。

もちろん、自分の症状によってこの方法は合わないと感じたらすぐにやめましょう。

また、あまりに頭痛の症状がひどい場合には、早めに病院を受診して医師に相談するようにしましょう。

寝すぎで頭痛だけでなく吐き気でする理由についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、寝すぎが原因で頭痛だけでなく吐き気が起こる理由についてご紹介してまいりました。

タップリと寝ることは身体の疲れを回復できる気がしますが、あまり長く寝てしまうことで体に不調が起こることもあるのです。

今回は、その理由をご紹介しました。

そして、いくつかの改善方法もご紹介してまいりました。

寝すぎないようにするのが一番なのですが、寝すぎの頭痛や吐き気が起こってしまった場合には、これらの改善方法をお試しください。