疲れ目で頭痛や眠気がでるのはどうして?その対処法は?
現代人は、目が疲れているという人が少なくありません。
パソコン仕事などで、目を酷使している方などは目が疲れているだけでなく、頭痛や眠気を感じるという方も多いようです。
とはいえ、仕事だから疲れ目はどうしようもないことと諦めている方も少なくないでしょう。
では、どうして疲れ目で頭痛や眠気まで起こるのでしょうか?
今回は、この疲れ目と頭痛や眠気の関係とその対処法についてもご紹介していきましょう。
目次
疲れ目と眼精疲労は同じ?
みなさんは、眼精疲労という言葉を聞いたことがあるでしょう。
でも、疲れ目と眼精疲労って何が違うのでしょう?
疲れ目と眼精疲労って同じ意味なのでしょうか?
疲れ目と眼精疲労、実は医学的には別のものと考えられているそうです。
では、疲れ目とはどのような症状なのでしょうか?
目が疲れているという症状、目が痛い、目が重いといった症状がいわゆる疲れ目です。
疲れ目と呼ばれる症状の場合には、目を休めることや睡眠で改善される状態です。
けれども、同じような症状であっても、上記のように目を休めたり睡眠でも改善されなくて、症状が長引く症状を眼精疲労と言います。
ですから、軽度の疲れ目の場合には、目を休めれば改善できます。
眼精疲労は長く続くと悪影響がでて、頭痛、倦怠感、吐き気などに症状が広がることもあります。
疲れ目や眼精疲労が起こす頭痛はなに?
では、疲れ目や眼精疲労が原因でおこる頭痛はどのような頭痛なのでしょうか?
目の疲れなどが原因となる頭痛はいくつかあります。
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疲れ目などが原因となる頭痛1
ひとつめが、緊張型頭痛と呼ばれるものです。
これは、目の周りや首、肩などの筋肉が緊張して、血流が悪くなることで血管が収縮して頭痛を引き起こします。
症状としては、頭がキュッと締め付けられるような痛みがあり、目の奥の痛みやめまいなどの症状も伴います。
疲れ目などが原因となる頭痛2
ふたつめが、偏頭痛と呼ばれるものです。
偏頭痛の症状としては、こめかみがズキンズキンと脈打つような痛みで、同時に吐き気を伴うことがあります。
これは血管が拡張することで起こる頭痛で、女性に多いと言われています。
偏頭痛は、数時間で治まる場合もありますが、何日も症状に悩まされることもあります。
また、月に何度も症状が出るという方もいます。
疲れ目などが原因となる頭痛3
みっつめは、群発頭痛と呼ばれるものです。
群発頭痛は、目の奥からえぐられる様な激痛が起こるのが特徴です。
群発時期には1,2か月毎日のように痛みが起こります。
とくに20代~40代の男性に多い症状です。
目が疲れると眠気が起こるのはどうして?
目の疲れによって頭痛が起こるとともに、眠気が起こるという方も少なくありません。
なぜ、目の疲れによって眠気が起こるのでしょうか?
目の疲れによって目がかすんだり、痛いと感じるのは初期症状です。
この症状が続くと、つぎに頭痛や吐き気、めまいと言った症状も起こります。
この段階までくると、眼精疲労によって急激な眠気というものに襲われる場合があります。
これは、睡眠不足ではなくて、眼精疲労が原因です。
目の疲れが十分にとれていない状態が続くと、体の防衛本能で急激な眠気が発症するのです。
ですから、目を酷使している方は頭痛や眠気を感じるという方も少なくないようです。
疲れ目や眼精疲労が原因の頭痛を予防するには?
では、目の疲れや眼精疲労による頭痛を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは長時間同じ姿勢で仕事などをしない事が大切です。
長時間同じ姿勢で仕事や勉強をすると、姿勢も悪くなりがちです。
ですから無意識に姿勢が悪くなってしまって、頭痛が起こることがあります。
そこで、仕事などでどうしても長時間同じ姿勢で過ごすことが多い場合には、1時間に1度程度は席を立ってストレッチをするなどを心がけましょう。
また、景色をみてピントを合わせることも効果があります。
パソコンやスマホなど同じものを長い間見ていると、目のピントが合わなくなってしまいます。
そこで、視界がぼやけたり、近くの文字が見えづらくなったりします。
そんなときは、遠くの景色を見てピントを合わせるとよいでしょう。
やり方は、まず遠くの景色を15秒ほど見ます。
つぎに、手の目の前にもってきてより目になるほど近くで見ます。
そして、また遠くを15秒程みます。
とても簡単なので、ぜひ疲れ目にはこれを試してみると良いでしょう。
疲れ目で頭痛や眠気がでる原因とその対処法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、疲れ目で頭痛や眠気がでる原因とその対処法についてご紹介しました。
確かに現代社会は疲れ目を感じている方は少なくないと思います。
疲れ目の症状が長く続くと眼精疲労へとなります。
そして、眼精疲労が頭痛や眠気などを引き起こすと考えられます。
目の疲れをためないようにすることで、頭痛や眠気をある程度解消することができます。
ですから、今回ご紹介したような目が疲れる状況でも休憩をいれたりとできることから試してみてください。