水分不足で頭痛の症状を引き起こすことはあるの？その対処法は？

体に水分が不足していると、さまざまな症状が起こります。

なかでも、水分不足で頭痛の症状が起こるという人は少なくありません。

私たちの体内に水分が不足すると血液中の水分も減少してしまいます。

すると血液の濃度が濃くなるので流れが悪くなってしまうのです。

このように水分不足は私たちの身体にさまざまな影響を及ぼすことが分かっています。

今回は、その中でも水分不足で頭痛の症状が起こる原因や対処法についてご紹介していこうと思います。

目次

なぜ水分不足で頭痛の症状が起こるのか？

では、まず水分不足が原因で頭痛の症状が起こる理由をご紹介していきましょう。

上でもかるくご紹介したように水分不足になると血流が悪くなります。

血液は私たちの体のあちこちに栄養や酸素を送るためにとても大切な働きをしています。

でも、血液を滞りなく流すためにはある程度の水分が必要になります。

それなのに水分が不足することで血流が悪くなり、頭痛の症状を引き起こしてしまいます。

私たちが体の中で一番エネルギーを使うのは脳です。

脳が消費したエネルギーを取り戻すためには水分が不足しているとエネルギーが上手に脳まで周ってきません。

ですから頭痛になるのです。

水分不足による頭痛を解消する方法は？

それでは、実際に水分不足による頭痛の症状が起こってしまった場合にはどの様に解消することができるのでしょうか？

水分不足の解消は、やはり水分補給をすることが大切です。

とはいっても、水分補給にコーヒーや緑茶を飲むのは水分補給になりません。

吸収の良いスポーツドリンクや経口補水液などを上手に活用するようにしましょう。

[スポンサードリンク]

水分不足を放置するとどうなるの？

水分不足が原因の頭痛とわかっているのにそのまま放置してしまった場合、どうなるのでしょうか？

水分不足をそのまま放置してしまうと、脱水症状や熱中症、脳梗塞や脳卒中、心筋梗塞などの病気を引き起こしやすくなってしまいます。

脱水症状は、体の水分が不足することで強い喉の渇きや食欲減退などを引き起こします。

さらに、全身の倦怠感や食欲不振、頭痛などの症状もでるのです。

熱中症の場合には、頭痛や吐き気、めまい、意識障害などの症状が出ます。

血液の流れが悪くなるので脳梗塞や脳卒中などの病気が起こる可能性もあります。

ですから、できるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

脱水症状を予防するためにできることは？

水分不足が原因の頭痛は、脱水症状であることが一番多いのです。

そこで、脱水症状を予防する為にできることをいくつかご紹介しておきましょう。

１．水分補給

脱水症状にはなにはともあれこまめな水分補給が一番大切です。

運動中や運動前後だけでなく、就寝前や起きてすぐ、入浴の前後も水分が奪われやすいのでしっかりと水分補給をしましょう。

私たちの身体は運動していなくても1日に2リットルの水分が排出されています。

ですから、汗をかいていなくても水分補給はしっかりと行うことが基本です。

２．ミネラル補給

水分補給と共に大切なのがミネラル補給です。

水分だけを補給していると自発的脱水とよばれる症状を引き起こすことがあります。

大量の汗をかいたのに水分だけを補給すると血液中の塩分濃度が薄まってしまいます。

すると、塩分濃度をあわせるために水分を排出してしまおうとするのです。

この結果、脱水症状になってしまいます。

ですから、水分補給はミネラル補給もいっしょに行うことが大切です。

自分の頭痛の原因を知ることが大切

頭痛と一言で言ってもその原因はさまざまです。

ですから、頭痛の症状を緩和するためには自分の頭痛の原因を知ることから始めなくてはいけません。

ここでご紹介したように水分不足の頭痛の原因の一つとなります。

ほかには、頭痛の原因として多いのが首や肩の凝りです。

とくに1日中同じ姿勢でいる人、デスクワークをしている人などは首や肩の周りの筋肉が凝り固まってしまい、血行が悪くなっています。

パソコンやスマホを長時間見る人は、眼精疲労になりやすく、それが原因で頭痛を引き起こしているかもしれません。

このようにひとそれぞれ、頭痛の原因は違います。

その原因をしっかりと見きわめることで、適切な対処ができますのでまずは自分の頭痛の原因を考えてみましょう。

水分不足で頭痛の症状を引き起こすこと時の対処法について

いかがでしたか？

今回は、水分不足が原因で起こる頭痛とその対処法についてご紹介しました。

水分不足と頭痛は関係ないような気がしますが、実は大いに関係があることがわかりました。

とくに熱中症のように夏場に多く起こる症状でも頭痛の症状があります。

このように水分不足が原因で起こる頭痛は、事前にしっかりと予防することができます。

また、原因が分かっていれば体を休めて水分を補給することで回復します。

このように水分不足が原因の頭痛を放置することで他の病気を引き起こす可能性もありますので、しっかりと対処するようにしましょう。

もちろん、気になることがあったらすぐに医師に相談するようにしましょう。