子どもの頭痛で考えられる種類はいくつもある!

子どもは、体の成長過程で未発達なのでさまざまな体調の変化があります。

なかでも「頭が痛い」という子どもも少なくないと思います。

でも、子どもの頭が痛いって本当なの?

どの程度、頭がいたいの?

上手に自分の症状を伝えられない子どもだからこそ、大人が気づいてあげなくてはいけないことが多いのです。

そこで、今回は子どもの頭痛で考えられる種類や対処方法についてご紹介していきましょう。

目次

子どもの頭痛の原因は?

子どもの頭痛の原因となっていることはいくつもあります。

1.発熱のない頭痛は偏頭痛や頭部外傷など

偏頭痛といえば、大人で頭痛持ちの人がいるのはご存知の方も多いでしょう。

実は、子どもでも偏頭痛のことがあります。

子どもの偏頭痛の特徴は、大人と違って痛みの持続時間が短いことです。

大人の場合には、4時間以上ですが小さな子どもの場合には強い頭痛が2時間以上続く場合に偏頭痛の可能性があります。

子どもの偏頭痛の症状としては

 ・寝込むほど痛むことがあるが普段は普通に遊べる

 ・こめかみが痛むことが多い

 ・ずきんずきんとした痛み

 ・動くと痛みがひどくなる

 ・光や音を嫌がる

 ・吐き気や嘔吐がある場合もある

 ・前兆として腹痛や食欲不振などの症状がある

 ・首を傾ける

といった症状があります。

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頭部外傷による頭痛もあります。

頭部を怪我することによって、脳に影響を及ぼしていることがあります。

子どもの頭部外傷による頭痛の症状としては

 ・頭をぶつけて一時的な意識消失がある

 ・吐き気がある

 ・けいれん発作がある

 ・バランス感覚が損なわれる

 ・6時間以上の眠気が続いている

といった症状があります。

このような場合には、そのままにせずに脳神経外科を受診するようにしましょう。

脳腫瘍による頭痛の可能性もまれにあります。

これは本当に稀な症状ではありますが脳にできる腫瘍によって頭痛の賞状が現れることがあります。

これは、命に係わる深刻な症状ですから、すぐに受診しなくてはいけません。

脳腫瘍の症状としては、

 ・周期的な頭痛がおこり、だんだんとひどくなる

 ・嘔吐の症状がある

 ・歩き方が不安定だったり、バランス感覚が乱れる

 ・顔の片側に麻痺がある

 ・筋力が低下した

といった症状があります。

2.発熱がある頭痛は風邪・副鼻腔炎など

冬に流行する風邪やインフルエンザにかかると頭痛をともなうことがあります。

風邪やインフルエンザの症状としては、

 ・発熱がある

 ・鼻水や咳、のどの痛みなどがある

 ・悪寒や関節の痛みがある

といった症状があります。

慢性副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔という空洞に膿がたまっている状態です。

その症状としては

 ・発熱がある

 ・鼻水や口がくさい

 ・日ごろから鼻がつまって口呼吸をしている

 ・頭が重いという

といった症状があります。

中耳炎の場合もあります。

中耳炎は、こどもの場合、耳管が短いので菌が鼻から耳に入って中耳炎になりやすいです。

中耳炎の症状としては、

 ・発熱がある場合がある

 ・耳の痛みがある

 ・耳と気にしている

 ・鼻水がでやすい

といった症状があります。

ほかに髄膜炎や急性脳炎といったものの可能性もあります。

3.ストレスが原因の頭痛

子どもでもストレスが原因で頭痛になることがあります。

たとえば、緊張型頭痛があります。

ストレスによって心身にひどい緊張が起こってしまった時、頭痛がつづきます。

過度な緊張はストレスだけでなく、長時間同じ姿勢で背中や首が緊張していることもあります。

長時間のゲームなどもさけるようにしましょう。

とくに子供は下向きでゲームをしていることで首や背中の筋肉は頭を支えるために緊張します。

 緊張型頭痛の症状としては

 ・頭をギュッとしめつけられるような痛み

 ・めまいがする

 ・首の後ろが痛い

といったものです。

このような緊張型頭痛がある場合には、良い姿勢でいられるように注意してあげましょう。

また、お母さんがマッサージしてあげてもよいでしょう。

せなかや首の筋肉に疲労がたまっている状態なので、かるく跳ねたり走ったりしてもよいでしょう。

子どもの頭痛は何科を受診する

大人の頭痛も気になるけれど、子供となるとすぐにでも病院を受診したいとおもいますよね。

でも、何科を受診すればよいのかまよってしまうのではないでしょうか?

とくに大きな症状がある場合でなければ、とりあえずかかりつけの小児科を受診するようにしましょう。

そこで先生に診断されて、大きな病院を紹介されることもあります。

偏頭痛の場合には、小児科や頭痛外来でもかまいません。

頭部の外傷などの場合には脳神経外科になります。

なにかを受診すればよいか分からない時は小児科で相談してみるとよいでしょう。

子どもの頭痛で考えられる種類についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、子どもの頭痛で考えられる種類についてご紹介してきました。

子どもが頭が痛いと言っても熱がなかったりすると、怠けているのではないかと考えてしまいがち。

けれども、風邪やインフルエンザなどの頭痛でない場合には熱がでないこともあります。

大人と同じように偏頭痛や緊張型頭痛も子どもでもありますので、よく様子を診て、症状を確認してあげてください。