頭痛で痛いと感じる場所が移動することがあるの?その理由は?

頭痛持ちという方は多いけれど、いつも同じところが痛かったり、同じ症状だという方が多いでしょう。

けれども、ときどき頭痛で痛いと感じる場所が移動することってありませんか?

昨日は左側が痛かったのに今日は右側が痛いとか。

では、どうして頭痛で痛い場所が変わるのでしょうか?

今回は気になる痛い場所が移動する頭痛についてお話していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

痛い場所が移動する頭痛は何?

痛いと感じる場所が移動する頭痛の場合、考えられるのは緊張型頭痛と偏頭痛です。

緊張型頭痛とは、頭の周りにある筋肉がストレスなどが原因で硬くなってしまい、そのせいで周囲の神経などを刺激することで起こると言われています。

脳は痛みを感じないので、周りの筋肉や血管が影響を受けていると考えられます。

脳が痛いのではなくて頭蓋骨周辺の外側が痛いので、その時により痛い部分ははっきりとわかります。

偏頭痛はとくに日によって痛いと感じる場所が変わることがあります。

日によるちがいだけでなく、数時間前は右、今は左というように痛みがあちこちに移動する人もいます。

ですから、痛い場所が移動する場合には、緊張型頭痛や偏頭痛の可能性が高いです。

目の奥が痛いと感じる場合は?

じつは痛みが移動したのではなくて、頭痛とは別に目の奥が痛いと感じることがあります。

頭痛の場所が移動したように感じるのですが、これは別の病気の可能性があります。

1.眼精疲労

普段からパソコン仕事をしていたり、細かい作業が多かったりすると目を酷使しています。

また、長い時間同じ姿勢でいたりすると首の周りや肩がこってしまいます。

そのような状態は、目や脳へ行く血流が悪くなり、痛みとなって現れることがあります。

これは頭痛のように血管の拡張が原因ではなく、血流が悪いことが原因と言えます。

2.緑内障

目の奥の痛みは目の病気である可能性もあります。

緑内障とは、普段一定に保たれる眼圧が異常に上がってしまう状態です。

初期症状は眼精疲労のような症状ですが下を向くと目の痛みや頭痛がひどくなることがあります。

自覚症状がすくないのでどうしても気づかずに放置してしまいがちですが、早く処置をしないと失明する可能性があります。

3.群発頭痛

もう一つ目の奥の痛みで考えられるのが群発頭痛という頭痛です。

目の奥がいたくて横になることもつらい場合に考えられます。

群発頭痛は緊張型頭痛や偏頭痛のような一次性頭痛と呼ばれる命に関わらない頭痛のひとつです。

痛みがひどく群発期という字気になると毎日同じ時間に目の奥が痛い症状が1,2時間続きます。

ひどい痛みの場合には群発頭痛の可能性があります。

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痛みが移動する頭痛を改善するには?

では、痛い場所が移動する頭痛はどのように改善することができるのでしょうか?

すぐにできる対処法をいくつかご紹介しましょう。

1.冷す

偏頭痛の場合には、冷すことで痛みを軽減することができます。

冷たいタオルや氷嚢などを頭に当てて冷します。

そうすることで頭の血管の拡張を防いで、収縮させることができます。

そして急激な血流の増幅を避けることができるので頭痛が落ちつきます。

2.適度に温める

緊張型頭痛の場合には、筋肉の緊張やこりをほぐすために温めます。

そのために温かいお風呂に入ったり、マッサージをすると良いでしょう。

目の周りを蒸気で温めるのも効果があります。

3.枕をかえる

緊張型頭痛は、寝具が有っていないことで起こることもあります。

枕の硬さや高さ、素材など自分にあったものを選ぶことで首や肩への負担が軽減できます。

首や肩は心臓から頭まで血液を運ぶ時に必ず通るところなので大切にしなくてはいけません。

4.安静にする

とくに偏頭痛の場合には、普段はなにも感じない様な光や音に敏感になります。

ですから、頭痛を感じたら暗く静かな部屋でゆっくりと休むと良いでしょう。

できるだけ静かに過ごせる場所を作っておくことが大切です。

このように痛みが移動する頭痛でも緊張型頭痛か偏頭痛かによって対処法が変わってきます。

また、群発頭痛の場合には医師に相談した方が良いでしょう。

頭痛で痛いと感じる場所が移動することと理由についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、痛い場所が移動する頭痛とその理由についてお話してきました。

頭痛の場所が移動するというのはちょっと不思議な感じがしますが、少なくありません。

基本的には大きな病気の可能性は少なくて、緊張型頭痛か偏頭痛の可能性が高いようです。

ですから、一般的な緊張型頭痛や偏頭痛の改善方法を取りいれてみると良いでしょう。

どちらの頭痛か分からない場合には、一つずつ改善方法を試してみてください。

とはいえ、あまりひどい痛みやいつもと違う症状が有る場合には、できるだけ早めに一度医師に相談してみると良いでしょう。

今回の記事を参考に少しでも頭痛が軽減して、気持ち過ごせます様に。