偏頭痛で吐き気が起こることってあるの?吐き気の原因はなに?
頭痛には、いろいろな種類があることはご存知の方も多いでしょう。
とはいえ、自分自身の頭痛がどの種類なのかは見分けるのがむずかしいかもしれません。
頭痛の種類の中で偏頭痛というものがあります。
この偏頭痛でこまるのは、頭の痛みだけではなく吐き気なども同時にくるということかもしれません。
吐き気があると頭痛以上に辛くて生活にも支障をきたしてしまします。
そこで今回は、気になる偏頭痛で吐き気が起こる原因や対処法をご紹介していこうと思います。
目次
偏頭痛で吐き気が起こるのはなぜ?
偏頭痛といえば、ズキンズキンという脈打つ様な痛みが特徴的です。
そんな片頭痛で吐き気や嘔吐の症状がともなうのは三叉神経が関係があります。
偏頭痛自体はまだ発生のメカニズムがはっきりとしていません。
けれども、頭の中の血管が拡張することで、周囲にある三叉神経がしべきを受けるので頭痛が起こるというのは有力な説です。
この三叉神経は、刺激を受けることで痛みの原因物質を放出します。
そのために血管周りに炎症が起こります。
それが頭痛となって現れるのです。
三叉神経から刺激を受けると大脳に情報として伝えられます。
その途中で吐き気をコントロールしている部分にも刺激がつたわってしまうので吐き気や嘔吐の症状が一緒に出てしまうことがあるのです。
偏頭痛で吐き気が酷い時は病気なの?
偏頭痛で吐き気や嘔吐が起こるのは一般的な事です。
けれども、あまりにひどくて薬も受け付かない時もあります。
このようなひどい吐き気の症状が有る場合には、違う病気が関係しているかもしれません。
ですから、頭痛外来か脳神経外科を受診するとよいでしょう。
ご紹介したように偏頭痛の発生は普通の頭痛の発生とはメカニズムがちがいますがまだまだわからないことが多いので専門的な治療が必要でしょう。
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偏頭痛の吐き気を解消する市販薬ってあるの?
このように偏頭痛が原因で起こる吐き気は根本的には治療がむずかしいと言われています。
それは三叉神経が圧迫されることが原因なので、それを改善することは難しいのです。
頭痛がひどくそこから吐き気がくる場合には、頭痛そのものを治すのですが痛み出してからでは遅いです。
医師から薬を処方されていない場合には、市販の薬に頼るしかないですが痛みをとめるのはむずかしいでしょう。
偏頭痛による吐き気を治したい場合には、市販の胃腸薬や酔い止め薬を試してみるとよいでしょう。
吐き気自体は吐き気を抑えるツボを押すことで少し楽になることもあります。
市販薬、ツボ押しなどを組み合わせて自分がすこしでも痛みや吐気が軽減される方法を見つけることが一番でしょう。
偏頭痛による吐き気に処方される薬は?
では、病院を受診した場合には偏頭痛による吐き気にはどのような薬が処方されるのでしょうか?
1.トリプタン系薬剤
症状が軽い場合には、アセトアミノフェンや非ステロイド系炎症薬などの鎮痛作用があるものが処方されます。
けれども、治療薬としてはトリプタン系薬剤が処方されるでしょう。
トリプタン系薬剤は、痛みの原因となる血管と三叉神経の両方に作用する薬です。
ひろがりすぎた脳の血管を元の状態に戻す。
三叉神経が神経ペプチドを放出するのを抑え込みます。
三叉神経から大脳に情報が伝達されるのを防いで、吐き気や嘔吐、光や音の過敏反応を抑えます。
日本では錠剤や口腔内速溶錠、点鼻薬、注射薬があります。
吐き気が強くて錠剤だと吐き戻す場合には、錠剤以外が使われます。
2.エルゴタミン製薬
血管を収縮させる作用があるエルゴタミン製薬が使われることもあります。
痛みがごく初期、または前兆期に服用しないと効果が発揮されにくいこともあります。
3.吐き気止め
吐き気が強い時には、吐き気止めの薬が処方されます。
頭痛薬の吐きだしを防いだり、胃の動きをよくして薬の吸収を促す働きがあります。
このようにそれぞれに症状をみて、幾つかの薬が処方されることが一般的です。
どうしえも吐き気が強い偏頭痛が治らないという方は医師に相談してみると良いでしょう。
偏頭痛で吐き気が起こる原因についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、偏頭痛で吐き気が起こる原因と対処法についてご紹介してまいりました。
偏頭痛だけでも辛いのにその上吐き気が起こると仕事も勉強もやる気がなくなってしまいます。
頭痛薬を飲んだところで頭痛は軽減しても吐き気が収まらないこともあります。
そんなときは、専門医に相談するとよいでしょう。
偏頭痛による吐き気は三叉神経が刺激されることが原因でそれ自体をおさえることは難しいようです。
とはいえ、専門医に相談することでその症状にあった薬を処方してもらうことができます。
ですから、少しでも楽になるでしょう。
頭痛と言えばなんとなく大変でないというイメージで自己判断してしまいますが、つらい症状が続くのであれば一度専門医に相談することをオススメします。