自律神経失調症が原因の頭痛の特徴ってあるの?どうやって見分けるの?

日本人は頭痛持ちの人が多いと言われているのはご存知でしょう。

でも、一言で頭痛と言っても実は原因も人それぞれ、症状や痛いと感じる場所も人それぞれです。

そのため、頭痛の原因を見つけることで的確な治療や改善方法を見つけることができるのです。

実は、自律神経失調症が原因の頭痛もあるのをご存知ですか?

自分では、自分の頭痛が何が原因で起こっているのかは見分けることがむずかしいかもしれません。

けれども、自律神経失調症が原因の頭痛の場合には、自律神経失調症自体を改善することが一番の解決になります。

ということで、今回は自律神経失調症が原因の頭痛の特徴についてご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

自律神経失調症とは?

まずは、自律神経失調症について、お話ししていきましょう。

自律神経失調症とは、不規則な生活や習慣などによって体を働かせる自律神経のバランスが乱れるために起こる体の不調のことです。

ほかの病気が原因ではない場合に、自律神経失調症と診断されます。

自律神経失調症の症状としては、体の一部がいたくなったり、精神的に落ち込んだりとしカラダと心にさまざまな症状が現れます。

自律神経系の症状なので、人によって症状の現れ方も違います。

さらには、遺伝体質や性格、ストレスの感受性によっても症状の出方はさまざまです。

原因不明の頭痛は自律神経失調症が原因かも?

頭痛の症状があるけれど、どうしてかわからない。

そんな場合は、自律神経失調症が原因の頭痛かもしれません。

自律神経の好感神経が過剰に働くことで、末梢血管が収縮して血行不良となります。

これが、頭痛を引き起こしてしまうのです。

自律神経失調症による頭痛の場合、頭の側部の方がズキンズキンと痛みを感じるうことや首から後頭部にかけて締め付けられるような痛みあると言われます。

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自律神経失調症が原因の頭痛の種類は?

実は、頭痛には一般的に一次性頭痛と二次性頭痛があります。

一次性頭痛は器質的な障害が認められないもので、二次性頭痛が器質的な障害を認められるものです。

自律神経失調症が原因の頭痛は一次性頭痛となります。

この一次性頭痛にも3つのタイプがあります。

それが、片頭痛と群発頭痛と緊張型頭痛です。

それぞれの頭痛についてお話していきましょう。

片頭痛は、前兆を伴わない頭痛と前兆を伴う頭痛があります。

前兆を伴わない頭痛の場合、頭の左右どちらかがズキズキ痛む感じがします。

前兆を伴う頭痛の場合、脳の血流障害による症状で目に異常が生じて物が見えなくなる、拍動性の頭痛などが生じます。

群発頭痛は、一日に数回激しい頭痛を伴います。

群発頭痛の発病期間は、人によってさまざまです。

数週間から数か月続くこともあります。

痛みは片方の目の周りが痛いと感じることが多く、睡眠中に発作や充血などの症状があることもあります。

緊張型頭痛は、頭痛の中で一番多く発生するのが緊張型頭痛です。

後頭部に締め付けられるような痛みが生じ、こめかみや前頭部にも痛みを伴います。

吐き気や嘔吐といった症状はありません。

自律神経失調症が原因の頭痛の改善には?

頭痛の原因が自律神経失調症であることが分かったら、自律神経失調症を改善していくことから始めます。

生活習慣の改善やストレスケアなどの自律神経の根本的な治療と、首や肩のマッサージや温熱療法などを取りいれていきます。

危険な頭痛はあるの?

自律神経失調症が原因の頭痛ではない場合には、どのような危険な頭痛があるのでしょうか?

頭痛の中でもすぐに病院に行った方がいい危険な頭痛もあります。

それが、激しい頭痛や嘔吐、意識障害などがある、ろれつが回らない、手足がしびれるといった症状を伴う外傷性脳出血。

軽い頭痛から次第に頭が割れるような強い頭痛、突然の肩のコリ、吐き気などがあるくも膜下出血。

起床時の頭痛や吐き気、視野が黒く書ける、ろれつがまわらない、手足がしびれるといった症状がある脳腫瘍。

38度以上の高熱や激しい頭痛、繰り返す嘔吐、首が痛くて曲げられない、意識障害などがある髄膜炎。

このような症状が有る場合には、自己判断せずに直ぐに病院に行きましょう。

自律神経失調症が原因の頭痛の特徴についてのまとめ

いかがでしたか?

頭痛と言ってもいろいろな種類があり、自分の頭痛がどのタイプなのか見分けるのはちょっと難しいですね。

とくに自律神経失調症が原因の頭痛は見分けがつきにくいかもしれません。

今回は、自律神経失調症が原因の頭痛の特徴をご紹介してまいりました。

一番多いのが緊張型頭痛という事です。

自分の頭痛がどうして起こるのかわからなくて、なかなか改善できないという方は今回の記事を参考にして原因を見つけてみてください。

もちろん、分からないこと、気になることがある場合にはすぐに医師に相談するのが一番です。

早く頭痛の原因がみつかって少しでも楽になるといいですね。