甘いものを食べて頭痛が起こるのはどうして?改善法は?

日本人は、頭痛持ちという人が多いと言います。

でも、頭痛持ちではない人でもなにかの原因で頭痛が起こることはよくありますね。

その原因はいろいろあるのですが、そのなかで気になるのは甘いものを食べた時に起こる頭痛です。

今回は、ちょっと珍しい甘いものを食べた時に起こる頭痛について、そのメカニズムや改善方法についてご紹介しようと思います。

甘いものを食べて頭が痛くなったことがある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

甘いものを食べて頭痛になるのはどうして?

甘いものを食べると頭が痛くなったり、食後に頭が痛くなった経験が有る方もいるでしょう。

なぜ、甘いものを食べると頭痛になってしまうのでしょうか?

甘いものを摂ったり、食事をした後にでる頭痛は頭部への血液量が影響していると言われています。

脳を働かせるには酸素やブドウ糖が必要になります。

ブドウ糖は血液によってはこばれてきますが、ブドウ糖の量が多い時には血液量を少なく、そしてブドウ糖の量が少ない時には血流量を多くして割合を同じにしてブドウ糖が運べるように調節されているのです。

この血流量ですが、食事をした後に変化しますし、あまいものを食べた後は急激な変化が起こるのです。

このように糖質を摂ることで誰でも一時的に血糖値があがります。

とくに砂糖を多く含んでいる甘いものは急激な血糖値の上昇によって体に大きな負担をかけます。

ですから、甘いものを食べることで脳内のエネルギー量が上がったり下がったりと不安定になります。

とくに血糖値が下がった状態だと脳はエネルギー不足を感じて活動が低下してしまいます。

そのため頭痛がおこってしまうのです。

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甘いものを食べると頭痛が治る人がいるのはなぜ?

甘いものによって頭痛が起こるメカニズムをご紹介しましたが、甘い物によって頭痛が治るという人がいるのを聞いたことがあるでしょうか?

甘いものを食べると疲れがとれるという人は多いと思います。

これは、一時的に低血糖の状態が改善されるからなのです。

けれども、それを続けてしまうと血糖値の上昇と下降が繰り返されるので、結局は低血糖によって頭痛を引き起こしてしまうので注意が必要です。

甘いものによる頭痛を防ぐ方法は?

それでは、甘いものによる頭痛を予防するにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは、自分がどれくらいの糖分を摂取しているか考えることです。

実は、気づかないうちに意外と糖分を摂取していることがあります。

甘いジュースを飲んだり、缶コーヒーを飲んだりしているのも糖分が多く含まれています。

水分も糖分がすくないものやお茶などに変えるとよいでしょう。

そして、血糖値を安定させることも大切です。

とくに空腹のときには、急にたくさん食べてしまったり、あまいものを食べたりすると血糖値に影響してしまいます。

ですから、食事は1度にたくさん食べるのではなくて1日三回しっかりとたべるようにしましょう。

食事をしっかりとると、間食をとらなくてもよくなります。

また、食べる順番にも工夫をしてみましょう。

炭水化物には糖分が多いので、一番初めに炭水化物を食べると血糖値が急激に上がります。

ですから、野菜や汁物などを先に食べて炭水化物は最後に食べるようにするとよいでしょう。

さらに、お腹が空いてしまった時にはあまり甘いものをたべずに、ナッツ類やゆで卵などをたべるとよいでしょう。

このように普段の食生活を見直すことで甘いものを食べて起こる頭痛を予防することができます。

甘いもので空腹を満たすのはやめよう

空腹やストレスなどを感じた時に甘いものを食べてしまう人もいるでしょう。

そんな時に頭痛を感じていたら、食べると低血糖状態が解消されます。

血糖値を上げるときに甘いものを食べようと思うことがあると思いますが、この考えは気をつけなくてはいけません。

チョコレートなどの甘いお菓子に含まれる白糖は急激に血糖値を上げます。

血糖値を上げることが頭痛対策になると考えますが、急激に血糖値が上がるということは身体が糖分過剰だと意識するのでインシュリンを分泌して血糖値を必要以上に下げてしまうのです。

ですから、余計に体に負担をかけてしまいます。

ですから、空腹時に甘い物で満たすのは注意が必要です。

甘いものを食べて頭痛が起こる原因や改善法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、甘いものを食べて頭痛が起こる原因や改善法、予防法についてご紹介しました。

空腹時に急にたくさん食べたり、あまい物で空腹を満たそうとすることで頭痛が起こります。

ですから、普段から食事のときには気をつけなくてはいけないことがあります。

今回、ご紹介したような食事のとり方などをきちんとチェックして取りいれていきましょう。

おやつは甘い物ばかり食べずに、フルーツなども上手に取りいれていきましょう。