夏風邪が原因の頭痛はどうして起こるのか?対処方法も知りたい!
日本には頭痛持ちという方が多いと言われています。
そんな頭痛ですが、原因はさまざまで、その頭痛が起きる時間が一定であったりとか時期によって頭痛が引き起こされるという方も少なくありません。
夏の暑い時期にも起こりやすい頭痛。
その夏の頭痛の原因の一つに夏風邪があります。
今回は、そんな夏風邪が原因の頭痛について、メカニズムや対処方法をご紹介していこうと思います。
ぜひ、参考になさってください。
目次
そもそも夏風邪とは?
「夏風邪」という言葉を耳にすることは多いけれど、そもそも夏風邪ってどのようなものかをはっきりと理解している人は少ないかもしれません。
そこで、まずは夏風邪についておさらいしていきましょう。
一般的に風邪の原因となるウイルスはとてもたくさんあるのですが、一般的な風邪のウイルスは寒く乾燥した冬を好みます。
ですから、冬に風邪を引く人が多いのです。
けれども、ウイルスの中でも高温多湿の環境を好むものもあります。
これが夏風邪の原因となるウイルスです。
夏風邪の原因となるウイルスとしてよく知られているのは、エンテロウイルスとアデノウイルスです。
これらのウイルスは抵抗力の弱い子供がかかりやすいものです。
症状自体は比較的穏やかですが、しっかりとケアする必要もあります。
どうして夏風邪で頭痛が引き起こされるのか?
夏風邪については、わかりましたか?
それでは、どうして夏風邪を引くと頭痛の症状が起こるのでしょうか?
実は、夏風邪が原因で頭痛が起こるのは頭の血管が拡張して周りの神経を刺激しているからなのです。
では、どうして血管が拡張してしまうのでしょうか?
それは、上でご紹介したような夏風邪を引き起こすウイルスが体内に入ってきたことを認識して体がウイルスと闘う為に白血球を増やします。
白血球は血液と共に運ばれているのですが、この大量の白血球を運ぶためには血液の量を増やして送り出す必要があります。
そこで、血管が広がって周囲の神経を刺激してしまうのです。
ですから、夏風邪による頭痛は身体がウイルスと闘っている証拠ともいえるのです。
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夏風邪が原因の頭痛の治し方は?
それでは、夏風邪が原因で起こった頭痛はどのようにして治すことができるのでしょうか?
夏風邪が原因の頭痛ですから、夏風邪を根本から治すことが一番です。
とはいえ、できるだけ早く頭痛の症状を緩和させたいと思われる方も多いでしょう。
夏風邪が原因の頭痛は、血管が拡張して神経を刺激していることが原因です。
つまり簡単に言うと血行が良くなりすぎてしまっている状態なのです。
そこで、まずは冷すことが大切です。
頭痛が出ている部分を冷たいタオルやアイスノンを利用して冷すことで拡張した血管が収縮して頭痛の症状が緩和されます。
頭痛がひどいと頭痛薬を飲みたいと思う方も多いかもしれませんが、夏風邪を治すことで頭痛も緩和されますので、あまりに頭痛がひどい場合には病院へ行くとよいでしょう。
夏風邪はどのように治せばいいの?
夏風邪が原因の頭痛ですから夏風邪を治すことが一番大切になりますね。
それでは、夏風邪はどのように治すことができるのでしょうか?
頭痛に対処しながら、夏風邪を根本的に直していきたいものです。
基本的には夏風邪は1週間程度で完治すると言われています。
とくに気を付けたいのは、ウイルスの増殖を防ぐ環境を作ることです。
また、水分補給や栄養価の高く消化の良いものを様子を診ながら食べることが大切です。
さらにしっかりと睡眠をとることで体力の回復をはかりましょう。
このように夏風邪を治す環境作りとすることで、少しでもはやく夏風邪を直していくとよいでしょう。
夏風邪が治っても頭痛の症状が改善されない場合には、他の原因が考えられます。
とくに暑い夏の頭痛で考えられるのは、熱中症です。
熱中症が原因の頭痛の場合には、脱水症状で血液循環が悪くなっていますのでしっかりと水分と塩分を補給するようにしましょう。
もちろん、原因の分からない頭痛が続く場合には、早めに医師に相談してみるとよいでしょう。
夏風邪が原因の頭痛のメカニズムや対処方法についてのまとめ
いかがでしたか?
今回は、夏風邪が原因の頭痛がどのように起こるのか、そしてどの様に対処したらいいのかを中心にご紹介してまいりました。
頭痛の原因はいろいろありますが、夏風邪によって起こる頭痛の場合には夏風邪をできるだけ早く治すことが一番です。
とはいっても、夏風邪が治るまで我慢するのはつらいので、血管の拡張をおさえるために冷すことが大切になります。
このような頭痛が起こった時に直ぐに対処できるようにアイスノンなどが準備されていると便利ですね。
今回ご紹介したように夏風邪自体をしっかりと治すことが大切ですから、環境を整えて少しでも早く体力を回復していきましょう。
ただ、原因がわからなかったり長引く頭痛は我慢せずに早めに医師に相談するようにしましょう。