コーヒーを飲むと頭痛がするという人と頭痛が治るという人がいる?
頭痛の原因となることはいろいろあります。
実は、コーヒーを飲み過ぎて頭痛がするという人も少なくありません。
そして、反対にコーヒーを飲むと頭痛が治るという人もいるのです。
今回は、そんな気になるコーヒーと頭痛の関係についてご紹介しようと思います。
目次
コーヒーの飲み過ぎで頭痛が起こるのはどうして?
普段からコーヒーを1日何杯も飲むという方は多いと思います。
けれども、コーヒーの飲み過ぎで頭痛になるという人も実は少なくありません。
コーヒーを飲み過ぎると偏頭痛が起こるという人がいます。
偏頭痛とは、ズキズキと痛む頭痛ですが、これは頭の中の血管が拡張することで特に動脈の拍動に合わせて周囲の神経にそれがつたわることで発症します。
脳内の血管が何らかの原因で拡張することで頭の内部で最も大きな神経である三叉神経が圧迫されて刺激を受けます。
この神経から痛みを引き起こす物質が放出されることで、血管周辺に炎症を起こします。
するとより血管が膨張することで三叉神経が刺激を受けるのです。
その刺激が大脳に伝わって頭痛となります。
では、なぜコーヒーを飲み過ぎると頭痛を引き起こすのでしょうか?
実は、コーヒーに含まれるカフェインを摂取することで縮んでいた血管を拡張させる効果があります。
血管が拡張すると血管周辺に炎症が発症します。
すると上でご説明したように血管をますます膨張させて三叉神経を刺激することになるのです。
とくに毎日3杯以上コーヒーを飲む人はこのような頭痛の原因となるかもしれません。
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コーヒーを飲むことで頭痛が治ることも?
では、コーヒーを飲むと頭痛が治るという方がいるのはどうしてでしょうか?
反対の話なのでおかしいと考えてしまいがちです。
でも、このコーヒーが頭痛に効果があるという話は、偏頭痛の場合になります。
偏頭痛の人は、脳の血管が拡張して筋肉が圧迫されている状態です。
ですから、脈を打つタイミングでズキズキと頭が痛む偏頭痛となるのです。
血管に血液を送り出すときに筋肉が刺激されて頭痛を感じるのです。
これに対してカフェインは脳の血管を収縮させる役割があります。
今まで拡張していた血管が収縮されるのですから、圧迫されていた筋肉の締め付けが緩まります。
これで偏頭痛による頭痛が緩和するのです。
コーヒーは適量を守れば問題なし
コーヒーを飲み過ぎることで頭痛が発症する人とコーヒーによって頭痛が緩和される人がいる。
それでは、コーヒーは飲んだ方がよいのでしょうか?
それとも、コーヒーは飲まない方がよいのでしょうか?
実は、摂取量をしっかり守ればコーヒーを飲んでも問題はありません。。
たとえば、成人の体重60キロの人のカフェインの適量は400mgと言われています。
この量以下であればとくに問題はありません。
適量を守ってコーヒーを楽しむようにしましょう。
コーヒーにかくされた効能は?
実はコーヒーには頭痛を緩和させてくれる他にもさまざまな効能があるのをご存知でしょうか?
脳卒中のリスクを軽減
たとえば、脳卒中のリスクを軽減してくれます。
コーヒーに含まれているポリフェノールは脳卒中の発症リスクを下げるかもしれないと言われています。
脳卒中とは、脳血管障害の総称で、死亡の危険性もある病気です。
この脳卒中はグルタミン酸によってカルシウム流入を抑制することができて、神経細胞死を抑制できるのです。
コーヒーを1日3,4杯程度飲むことで予防になると言われています。
脂肪肝を抑制する働き
また、脂肪肝を抑制する働きもあると言われています。
運動不足や不規則な食生活などでお腹周りの脂肪が気になるひともいるでしょう。
とくに肝臓に中性脂肪が蓄積された状態を脂肪肝といいます。
これによって心筋梗塞や狭心症、脳こうそくなどの疾患にもなりやすいと言われいます。
そこでコーヒーに含まれるカフェインが脂肪の燃焼を促進してくれる働きがあるとわかっています。
1日3杯程度飲んでいると脂肪肝になりにくいと言われています。
ダイエットにも効果
ダイエットは健康にもつながることです。
コーヒーを飲むことでダイエットできるのは、カフェインが脂肪の燃焼を助けてくれることで新陳代謝を活発になります。
この状態で運動をするとさらに脂肪燃焼が早くなるのでダイエットにも効果的なのです。
このようにコーヒーは頭痛の原因になるだけでなく、さまざまな健康への効果もあることがわかりました。
ですから、適量を守って飲むことで効能を手に入れることもできるでしょう。
コーヒーを飲むと頭痛がするという人と頭痛が治る人についてのまとめ
いかがでしたか?
今回はコーヒーが原因の頭痛とコーヒーで改善される頭痛についてご紹介しました。
コーヒーは身体によくないというイメージを持っている方も少なくありませんが、実は適量なら反対に身体によいこともたくさんあるのです。
ですから、適量を飲むことは問題ではありません。
ぜひ、自分の適量をしってコーヒーを楽しむようにしましょう。