片頭痛は前兆のようなものがあるの?前兆がない場合は?

頭痛には、いろいろなタイプがあるのをご存知でしょうか?

一般的に頭痛と呼んでいるもののなかには、さまざまな原因や症状の違いがあるものがあります。

実は、自分の頭痛の種類をきちんと見極めることが治療をするためには大切なのです。

そんな頭痛の種類のひとつに、片頭痛があります。

偏頭痛には前兆のようなものがある、予兆があるという話をよく聞きます。

実際には偏頭痛の前兆とはどのようなものなのでしょうか?

今回は、偏頭痛の前兆についてお話ししていこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

偏頭痛ってどんなもの?

偏頭痛は、頭の片側または両側のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つ様な痛みがあるのが特徴です。

一度痛みが出ると4時間から長い場合には3日間ほどつづくことがあります。

頭痛の起こる頻度としては、月に1度~2度程度の人もいますが週に1,2度という人もいます。

痛みは1~2時間でピークに達して、吐き気やおう吐を伴うことも多いです。

動くこともできずに仕事や勉強、家事などが手につかないという場合も多いです。

酷い時には、寝込んでしまうこともあります。

動くと痛みが悪化することが多く、じっといている方が楽です。

痛み以外には、吐き気や胃がむかむかするという症状のほか、普段気にならない程度の光がまぶしいと感じたりします。

偏頭痛の予兆や前兆はどのようなもの?

偏頭痛は、頭が痛くなる前に予兆や前兆のようなものがあるといわれています。

これは、偏頭痛がなんらかの原因で発作が曳オコアれた時に予兆期と前兆期、頭痛期、回復期などの経過をたどるからです。

では、どのような予兆や前兆があるのでしょうか?

まずは、予兆を見ていきましょう。

予兆は、痛みがはじまる数時間から1,2日前に見られることが多いと言われています。

食欲の増進や精神的な落ち込み、情緒不安定、いらいらして怒りっぽくなるなどの症状が現れます。

予兆を感じるのは偏頭痛の患者のうちの20%ぐらいといわれています。

つぎに、前兆はどのようなものでしょうか?

前兆は、頭痛が起こる前に視野が一部かけたり、閃輝暗点と呼ばれるギザギザしたフラッシュのような光が見える症状が起こります。

偏頭痛に特徴的な症状です。

通常は、15分から30分程で消えますが、その後に頭痛がはじまることもあります。

ほかにも、手足のしびれ、感覚が鈍化する、言葉が出にくくなるといった症状が現れる人もいます。

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前兆のない偏頭痛もあるの?

ここまでは、偏頭痛の予兆や前兆についてお話してまいりました。

前兆のない偏頭痛もあります。

前兆のない偏頭痛の診断基準もあります。

1、頭痛発作の持続時間が4~72時間

2.頭痛は、片側性、拍動性、中等度~重度の頭痛、日常的な動作により頭痛が増悪するため日常的な動作を避ける

3.頭痛発作中に少なくとも悪心や嘔吐、光過敏および音過敏がある

といったことを満たす発作が5回以上ある、ということになります。

偏頭痛の前兆や予兆があったらどのように頭痛を避けるか

では、このような前兆や予兆を感じた時にはどのように対処すればいいのでしょうか?

1.頭痛の要因を避ける

偏頭痛にはさまざまな要因があります。

天候や温度の差、ホルモンバランスの変化などを避けることが大切です。

また、アルコールや空腹、まぶしい光、騒音、など自分で避けられることは避けましょう。

2.安静にする

偏頭痛のときは、体を動かすことで悪化することがあります。

冷却シートや冷たいタオルなどで患部を冷して、暗くて静かな場所で横になるのが一番です。

横になれない場合は椅子で安静にするだけで効果的です。

3.カフェインを摂取する

コーヒーや緑茶などカフェインが含まれる飲み物は、血管を収縮させる働きがあります。

飲み過ぎると頭痛の原因となりますので、飲み過ぎないようにしながら少しずつ摂取しましょう。

偏頭痛の予兆や前兆をきちんと把握することで、頭痛が起こる前に防ぐことができたり、痛みを最小限に抑えることができます。

片頭痛は前兆のようなものと前兆がない場合についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、偏頭痛の前兆や予兆があるときとないときについてご紹介してまいりました。

偏頭痛の場合には2割の人が何らかの予兆があったと感じています。

ですから、その予兆を感じた時にすこしでも早く対処することで頭痛をおさえることができます。

もちろん、完全に頭痛をおさえることができなくても、症状を軽くすることができるかもしれません。

偏頭痛で悩んでいる方でこのような前兆がいつもあったと感じているなら、次回からはしっかりと自分の身体の変化に気づけるようにしましょう。

それが、偏頭痛をすこしでも軽くする方法なのです。

ここで分からなかったことや気になったことがある場合には、専門医に相談してみてください。

今回の記事を参考に、自分自身の身体の変化をしっかりと見つけて少しでも偏頭痛が楽になるといいですね。