運動後に起こる頭痛は労作性頭痛なの?その原因はなに?

頭痛が起こるのは人によってシチュエーションなどいろいろな差があります。

頭痛にはいろいろな種類があることはご存知の方も多いと思います。

でも、自分の頭痛がどのタイプか判別できていない人も多いのではないでしょうか?

たとえば、運動をした後にずつうを感じることが多いという方がいます。

運動をした後に頻繁に頭痛が起こるのであれば、それがその人の頭痛のタイプといえます。

今回は、そんな気になる運動後の頭痛について、その原因などをご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

運動後に起こる頭痛は労作性頭痛

まずは、運動後に起こる頭痛についてお話していきましょう。

特定の運動によって誘発される頭痛のことを一次性労作性頭痛と呼びます。

その頭痛の原因はいろおりあります。

ですから、どの運動が頭痛を引き起こすかははっきりとはしていません。

重量挙げのような重いものを持つことで頭痛が起こる人、ジョギング、サッカーなどの激しい運動をすると頭痛が起こる人もいます。

運動後の頭痛にもいろいろなタイプがある

ご紹介したように運動後の頭痛はタイプがいろいろあります。

運動の種類や頭痛の症状によって、細かく分類されます。

1.良性労作性頭痛

血管の拡張や頭蓋内での圧力が変わるので発症します。

頭が響くような痛さが症状として現れます。

サッカーや水泳などの激しい運動の後、運動量は少なくてもふとした動きで頭痛が起こることもあります。

直ぐに治ることもあれば、翌日まで症状が続くこともあります。

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2.重量挙げ選手頭痛

これも1の良性労作性頭痛のひとつです。

運動中に発症することが多く、ガンガンする痛みがひろがっていきます。

3.良性咳嗽性頭痛

風邪などで咳き込んだり、くしゃみをして起こる頭痛です。

急に体が冷えると起こる頭痛もこの良性咳嗽性頭痛になります。

このように運動後の頭痛にもいろいろなタイプがあります。

運動後に頭痛が起こる原因

ではなぜ、運動後に頭痛が起こってしまうのでしょうか?

それには幾つかの原因が考えられます。

1.血管の拡張

偏頭痛と同じで、脳の周りの血管が拡張することで周りの神経が刺激されます。

とくに慣れない運動を行うことで脳細胞が酸欠にならないように体が血液量を増やそうとします。

そのため、動脈が拡張して頭の周りの血管が拡張して頭痛の原因となるのです。

2.酸欠や水分不足

運動をすることによって酸欠になったり、水分不足になることがあります。

もともと、血管が拡張うるのは脳細胞が酸素不足になるのを解消するためです。

酸欠でおこった血管の拡張が頭痛を引き起こすことがあるのです。

3.急激な血圧の上昇

運動によって血圧が急激に上がると頭痛の原因にもなります。

筋トレのような無酸素運動は急激に血圧をあげてしまいます。

血圧の高い状態が続くと、脳の水分量が上昇して、脳内の圧力が変化することで頭痛が発症するといわれます。

運動後の頭痛を予防する方法はあるの?

では、運動後の頭痛を予防する方法ってあるのでしょうか?

いくつかの方法をご紹介しておきましょう。

鎮痛剤を飲んでおくことが大切です。

特定の運動の後に頭痛が発生する場合には、事前に鎮痛剤を飲んでおきましょう。

鎮痛剤はできれば病院で処方されたものがいいでしょう。

鎮痛剤は運動の30分から2時間位前には服用しましょう。

市販されている頭痛薬を服用する場合には、消化器官が荒れないように言に優しいタイプがオススメです。

あとは、ウォーミングアップをしっかりすることです。

運動後の頭痛を防ぐためにもウォーミングアップは必要です。

体が冷えた状態は脳の血管を収縮させます。

収縮した血管を運動によって急に温めると拡張されるので頭痛が起こります。

さいごに、水分をこまめに補給することです。

水分不足も偏頭痛の原因になります。

体内の水分が一定に保たれているのがいいのですが、運動時にはなるべくこまめに水分補給しましょう。

1時間に500mlは飲むようにすると良いでしょう。

とくに運動後に頭痛が起こるという人は意識して水分補給をしましょう。

このように運動後の頭痛は、予防もできますし、治すこともできる頭痛です。

運動後に起こる頭痛は労作性頭痛とその原因についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、運動後に起こる頭痛が労作性頭痛だということと、その原因についてお話ししてきました。

労作性頭痛はあまり聞きなれない言葉ですね。

でも、運動後に頭痛を感じたことがある人は多いと思います。

実際に辛い思いをするまえに予防する方法はいくつかありますのでぜひ試してみてください。

特定の運動をしてひどい痛みがある場合には、その運動をする前に鎮痛薬を飲んでおくとよいでしょう。

そして、ほかにもさまざまな辛い症状が有る場合には、一度は医師に相談してみるといいでしょう。

今回の記事を参考に、運動後の頭痛を上手にケアできるといいですね。