ヘルペスができる頭痛はどんなことが原因なの?対処法は?

ヘルペスができたことがある方は少なくないと思います。

じつはそのヘルペスが原因で頭痛が起こることがあります。

日本人は頭痛持ちが多いと言われていますが、その原因や症状は人それぞれです。

その原因のひとつにヘルペスがあるということです。

いっけん全く関係のなさそうなヘルペスと頭痛にはどのような関係があるのでしょうか?

今回は、気になるヘルペスと頭痛の関係や対処法についてご紹介していこうと思います。

目次

そもそもヘルペスって何?

ヘルペスは、ヘルペスウイルスが原因の感染症のことです。

一度感染すると症状が治っても体内にヘルペスウイルスが消えることはないので、いつまた活動し始めるかわかりません。

私達の身体に感染するのは8種類のヘルペスウイルスです。

どれも誰でも感染するウイルスで、皮膚や粘膜に水ぶくれのような症状がでます。

健康な状態で感染しても症状はでませんが、ストレスや免疫力が低下している時に感染すると症状がでます。

いくつかのヘルペスについてご紹介しましょう。

1)口唇ヘルペス

だれでも一度は経験したことがあると言えるほど一般的なのがこの口唇ヘルペスです。

唇の周りに違和感があったり痒みなどがでます。

しばらくすると赤みがでてきて水ぶくれのようになります。

水ぶくれはかさぶたになって2週間ほどで改善します。

2)帯状疱疹

体の左右どちらかの胸や背中にかけて、帯状にピリピリした痛みが出て、しばらくすると赤い水ぶくれができます。

免疫力がひどく低下している時には全身に広がることもあります。

目や耳の周りに出来た場合には、角膜や聴覚、顔面神経に障害がでることもあります。

通常は1か月前後で回復しますが、皮膚の水ぶくれが治っても帯状疱疹後神経痛がのこって長時間痛みが残る場合もあります。

このようにヘルペスにもいろいろなタイプがあります。

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ヘルペスが原因で頭痛が起こるの?

ご紹介したようにヘルペスが原因で頭痛が起こることがあります。

では、どのような頭痛がヘルペスが原因で起こるのかご紹介しましょう。

1)偏頭痛

 ヘルペスウイルスによって頭の神経が刺激されることによって頭部の血管が炎症を起こします。

 すると血管が広がって脈打つ様な痛みがでるのが偏頭痛です。

 ヘルペスウイルスが原因の頭痛は、顔の半分がしびれた後に頭痛が起こり、発疹がでることもあります。

2)ヘルペス脳炎

 ヘルペスウイルスに感染、または再発してから発疹がでて通常は自然治癒します。

 けれども稀にヘルペス脳炎という大きな病気にかかる場合があります。

 ヘルペス脳炎は、発熱や嘔吐、痙攣、頭痛、意識障害といった症状がでます。

 これらの症状が進み幻覚が現れたり、異常行動を起こすこともありkます。

 また昏睡状態になることもあり死亡することもあります。

 ヘルペス脳炎は初期の症状は軽い頭痛なので、大きな病気だとは思わないこともあります。

 けれども、言葉をうまく話せなかったり、言い間違えがある場合は専門医に相談しましょう。

3)後頭神経痛

 ヘルペスが再発した時に神経が炎症を起こし、後頭部や耳の後ろあたりが刺すような痛みがあります。

 神経痛だけでなく、乾麺神経麻痺や耳鳴り、難聴、めまいと言った症状がある場合には、ヘルペスが原因のハント症候群の可能性もあるので医師に相談しましょう。

このようにヘルペスウイルスが原因で起こる頭痛はいくつかあります。

自分の頭痛の症状と照らし合わせてみましょう。

ヘルペスが原因の頭痛があるときの対処法は?

では、ヘルペスが原因の頭痛にはどのように対処すればよいのでしょうか?

ヘルペスが原因の頭痛には、市販の頭痛薬でも効果を実感出来る場合もあります。

とはいえ、ヘルペスウイルスを減少させることが一番なので、ウイルスの増殖を抑えることができる薬が効果的でしょう。

また、大きな病気になる可能性もあり、ヘルペスが原因の偏頭痛や群発性頭痛の場合には、市販の頭痛薬が効果が無い場合には医師に相談しましょう。

ヘルペスが原因の頭痛とその対処法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、ヘルペスが原因の頭痛とその対処法についてご紹介してまいりました。

ヘルペスと頭痛、いっけん関係がなさそうに見えますが実はヘルペスウイルスが頭痛を引き起こすことがあるとわかりました。

ヘルペスウイルスが引き起こす頭痛の中には、ヘルペス脳炎のように危険な病気もあるので気をつけなくてはいけません。

ヘルペス自体は日本人のほとんどがウイルスを持っているのでストレスや免疫力低下で発症してしまいますので気をつけなくてはいけません。

また、いつもの頭痛とは違うと感じたら早めに医師に相談することが一番でしょう。

このように、いっけん関係ないと思えるようなことが原因の頭痛も少なくありません。

自分の頭痛の症状をしっかりと把握して少しでも早く改善できるように努めましょう。