自律神経失調症で頭痛の症状がでることがあるの?対処法は?

頭痛の症状があらわれる病気はいろいろあります。

日本には「頭痛持ち」という方が多いのですが、多くの方が自分の頭痛のタイプや原因をきちんと理解していないようです。

その原因を分からずに頭痛を緩和するための頭痛薬に頼ってしまっている方も少なくありません。

でも、もしかしたらその頭痛は自律神経失調症が原因かもしれません。

そこで今回は自律神経失調症と頭痛の関係や対処法についてご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

自律神経失調症とはどんな病気なの?

それではまずは、自律神経失調症についてご紹介していきましょう。

自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。

交感神経は、起きている時に活発に活動して働く神経です。

副交感神経は、寝ている時やリラックスしている時に働く神経です。

交感神経の働きが悪いと起きている時間でも活発に活動することができません。

副交感神経の働きが悪いと夜になっても眠れなかったりして、なかなか疲労回復ができずに体を壊してしまうことがあります。

このように交感神経と副交感神経がきちんと働かないと体にさまざまな支障をきたし、このような状態を自律神経失調症と言います。

自律神経失調症はどうして起こるの?

それではなぜ、自律神経失調症になってしまうのでしょうか?

自律神経失調症の原因と考えられることはいくつかあります。

たとえば、過度なストレスや生活習慣の乱れ、女性ホルモンのバランスの乱れ、神経質な性格や環境の変化などです。

なかでも自律神経失調症の原因として多いのが過度なストレスです。

私達はストレスを強く感じている時には交感神経が活発な状態で副交感神経がの働きが弱くなっています。

仕事などが終わって夜になってもストレスを抱えたままだと本来は副交感神経が働いて眠くなるのに、夜になっても交感神経が活発に働いてしまうのです。

もちろん現在の世の中で、全くストレスを感じずに生活することはむずかしいです。

ですから、ときどきストレスをためてしまうことは問題はありません。

けれども、毎日のようにストレスを抱えた状態で夜を迎えるとそれが慢性化してしまい、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

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自律神経失調症の症状とは?

では、自律神経失調症になるとどのような症状が起こるのでしょうか?

自律神経失調症になると脳の働きと関係のある中枢神経に異常が起きて、倦怠感や体のだるさ、いらいらなどの精神的な症状が起こります。

また、末梢神経に異常が起こることで、頭痛やめまい、腹痛や吐き気、手足のしびれなどの身体的な症状もおこります。

自律神経失調症で起こる症状をまとめてご紹介しておきましょう。

頭痛・不眠・めまい・心身症・不安障害・抑うつ神経症・冷え性・食欲不振・手足のしびれ・腰痛

このように症状は幅広いので、症状だけで自律神経失調症を見きわめるのはむずかしいかもしれません。

自律神経失調症と頭痛の関係は?

では、どうして自律神経失調症で頭痛の症状がでるのでしょうか?

自律神経失調症と頭痛の関係についてご紹介しましょう。

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないで起こる病気です。

頭痛は、交感神経が緊張して、血管が収縮することで血行不良を起こすので頭痛が起こります。

血行不良は、頭痛だけでなく肩や首のこりがでる場合もあります。

また、めまいを感じたり微熱が出たりすることもあります。

頭痛の症状が続くときは医師に相談

もちろん、頭痛の症状があまり続くときは、自律神経失調症以外の病気の可能性もあるので早めに医師に相談する必要があります。

とくにいつもとは違う激しい痛みを感じたら、できるだけ早く病院を受診しましょう。

激しい頭痛で検査をしてもとくに問題が見つからな時もあります。

原因不明の頭痛は、自律神経失調症の可能性が多いです。

このような自律神経失調症が原因の頭痛の場合には、自律神経失調症を緩和していくことが大切です。

適度の運動を取りいれたり、リラックス方法を見つけることなどが大切になります。

なによりもストレスが一番の原因となる自律神経失調症なので、ストレス解消法を見つけましょう。

自律神経失調症で頭痛の症状と対処法についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、自律神経失調症が原因の頭痛とその対処法についてご紹介してまいりました。

自律神経失調症の原因の一つはストレスと言われています。

仕事などでストレスを感じることは多いと思いますが、できるだけ休日に趣味をたのしんだりリラックスして過ごして、上手にストレス解消をしましょう。

頭痛にはアロマオイルなどで緩和させることもできます。

このような頭痛緩和の方法も上手に取りいれて、すこしでも快適に過ごせるように心がけましょう。

ぜひ、今回の記事を参考に気になることは早めに医師に相談しましょう。