頭痛の時ってお風呂に入っても大丈夫?悪化する頭痛もある?

つらい頭痛で悩んでいる時、少しでもリラックスしたいと思ってお風呂に入る方もいるでしょう。

でも本当に頭痛の時にお風呂に入ってもよいのでしょうか?

頭痛の時にお風呂に入ることで余計に頭痛が悪化した経験がある方もいるのではないでしょうか?

そうなんです。

実は、頭痛のタイプによってはお風呂に入ることで改善されることも悪化することもあるのです。

そこで今回は、頭痛の時にお風呂に入っていい場合と入らない方がいい場合などをご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

お風呂に入ってもいい頭痛は?

頭痛と一言でいってもさまざまなタイプがあることはご存知でしょうか?

頭痛のタイプによってお風呂に入ると緩和されるものと逆に悪化させてしまうものがあるのです。

まずはお風呂に入って症状が緩和されるタイプの頭痛についてご紹介していきましょう。

頭痛持ちの方は多いのですが、その半分ほどが緊張型頭痛と言われています。

緊張型頭痛の症状としては、後頭部を中心に重たい感じや締め付けられるような鈍痛が特徴としてあげられます。

程度は、人によって違い軽い場合は我慢できる程度です。

緊張型頭痛がおこる原因は、首から肩や背中にある筋肉のコリが原因となります。

肩こりの症状がある方もいます。

そこでお風呂で温めて血行を良くすることで疲労物質が排出されます。

さらに筋肉の緊張もほぐしてくれるので頭痛の症状が緩和されるのです。

緊張型頭痛でお風呂に入る場合には、お風呂で首を回してみたり、軽いストレッチのように動かすことでより血行が良くなるので効果的です。

ということで緊張型頭痛の場合には、お風呂に入るようにしましょう。

お風呂に入ると悪化する頭痛は?

では、反対にお風呂に入ることで症状が悪化する頭痛もあるのでしょうか?

慢性頭痛で緊張型頭痛と同じぐらい多いのが片頭痛です。

片頭痛は、患者のなかでは女性が多く、日本人には特に多いといわれています。

片頭痛の症状としては、ズキズキとした脈打つような痛みが特徴的です。

名前の通り頭の左右どちらかが痛むことが多いのですが、両側が痛んだり、目元が痛い場合もあります。

頭痛は月に1,2度繰り返して起こることが多くて、痛みは4,5時間続くことが一般的です。

片頭痛は、頭痛のほかにも嘔吐があったり、音や光に敏感になる場合があります。

このような片頭痛は、お風呂に入ることで悪化してしまうので気をつけなくてはいけません。

[スポンサードリンク]

片頭痛の時はお風呂にはいらない理由は?

では、なぜ片頭痛の時にお風呂に入ると症状を悪化させてしまうのでしょうか?

実は片頭痛の原因ははっきりとはわかっていません。

けれども何らかの理由で頭の血管が拡張することによって周囲の神経を刺激して頭痛が起こると考えられています。

ですから片頭痛の治療薬は血管を収縮させる働きがあります。

ですから、血管を収縮させなくてはいけないのにお風呂に入って血管を拡張させてしまうことが頭痛を悪化させてしまう可能性があるのです。

突然の強い頭痛の時はお風呂にはいらないこと!

頭痛の症状があるときに気をつけなくてはいけないことがあります。

そのひとつが、突然の激しい痛みがある頭痛が起こった時です。

突然、ハンマーで殴られたような痛みがある頭痛や意識が遠くなるなどの症状がある場合には、くも膜下出血の可能性があります。

もちろん、お風呂にははいってはいけません。

脳の出血ですからお風呂に入ると血行が良くなってさらに悪化してしまいます。

一刻も早く病院に行くことがベストなので、救急車を呼んでもいいでしょう。

頭痛にはさまざまなタイプがあるので、自分の頭痛の症状をしっかりと見極めてからお風呂にはいれるか考えることが大切です。

片頭痛持ちでも痛みが無い時はお風呂にはいれます

片頭痛の場合には、お風呂に入ることが逆効果になることをご紹介しました。

けれども、片頭痛の痛みが出ていない時にはお風呂に入っても構いません。

むしろお風呂に入って体の緊張やコリをほぐすことですっきりとします。

リラックスできることで片頭痛の予防にもなりますので、ぜひ積極的に入りましょう。

頭痛の時ってお風呂に入っても大丈夫な場合と悪化する頭痛についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、頭痛の時にお風呂に入っていい場合と入ると悪化する場合についてご紹介しました。

一般的な慢性頭痛の場合には、緊張型頭痛ならお風呂に入ることで改善され、片頭痛ならお風呂に入ることで症状が悪化する可能性があることがわかりましたね。

頭痛と言えば、一つと考えてしまいますがその症状や原因によって対処方法が変わってきます。

自分自身の症状をしっかりと見極めてください。

また、頭痛といっても大きな病気が原因で起こる場合もありますので、いつもとは違う症状がある場合には少しでも早く病院を受診するようにしましょう。