いつもと違ってだんだん痛くなっていく頭痛ってなにかの病気?

頭痛と一言でいっても、その症状は様々です。

日本人は頭痛持ちの人が多いと言われていますが、その中でも多いのが緊張型頭痛や偏頭痛と言ったものです。

これらの慢性頭痛は命に関わる病気ではないので、上手に付き合っていくことになります。

でも、いつもとはちょっと違う症状の頭痛だと気になるでしょう。

もし、いつもと違うだんだんと痛くなっていく頭痛になったら「病気かも」と心配になると思います。

そこで、今回はいつもと違うだんだんと痛くなっていく頭痛について、病気の可能性などをご紹介していこうと思います。

ぜひ、参考になさってください。

目次

頭痛の種類について

では、先ずは一般的な頭痛についてご紹介していきましょう。

みなさんもご存知のように頭痛にはいくつかの種類がありますが、大きく分けると一時的な頭痛と継続的な頭痛があります。

一時的に起こる頭痛には2つあります。

それが、緊張型頭痛と偏頭痛になります。

緊張型頭痛は、一時的な痛みがある頭痛の中でもポピュラーなものになります。

精神的ストレスや長時間のデスクワードで同じ姿勢でいることによって血流が悪くなることで首や肩、頭の筋肉が凝り固まってしまい頭痛を引き起こします。

特徴としては、後頭部に痛みがあることが多くかるいめまいを感じる方もいます。

片頭痛は、20代~40代の女性に多くみられる頭痛です。

原因はまだはっきりとはしていないのですが、ストレスや女性ホルモンが関係していると言われています。

片頭痛の痛みは、ズキズキと脈打つような強い痛みで吐き気を伴うことがあります。

無理に体を動かそうとすると痛みがさらに激しくなるのでゆっくりとカラダを休めることが大切です。

この二つは一時的に起こる頭痛の代表ですが、だんだんと痛くなるというよりはゆっくりと休むことで改善されることが多いです。

だんだんと痛くなる頭痛で考えられる病気は?

それでは、だんだんと痛くなる頭痛で考えられる病気はどのようなものなのでしょうか?

だんだんひどくなる頭痛で考えられる病気1

ひとつは、慢性硬膜下血腫です。

あまり聞きなれない名前かもしれませんね。

慢性硬膜下血腫とは、軽い頭部外傷や打撲を受けた後に血液がゆっくりと硬膜下にたまっていきできた血腫のことを言います。

とくに高齢でお酒を好む男性に多く発症するといわれ、血腫の大きさは人それぞれなのでそれによっていろいろな症状が発症します。

慢性硬膜下血腫の症状として見られるのが、しつこい頭痛や眠気、錯乱、記憶障害などがあります。

とくに外傷や打撲の後から症状がでるまでの時間が長いことで原因を見つけにくいかもいれません。

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だんだんひどくなる頭痛で考えられる病気2

ふたつめは、脳腫瘍です。

脳腫瘍は、頭蓋骨に出来た腫瘍の古都です。

腫瘍ができる場所や進行のスピードによって、良性か悪性かが分類されます。

脳腫瘍の症状としては、頭痛のほかに嘔吐や視力障害、けいれんや麻痺などがあります。

良性の場合でも頭蓋内で大きくなってしまうと脳を圧迫したり、脳脊髄液の循環を妨げるなどの症状がでることがあります。

脳腫瘍の頭痛の特徴は、だんだんと頻繁になることや、早朝や朝起きた時に頭痛がひどくなるなどがあります。

だんだんひどくなる頭痛で考えられる病気3

みっつめは、頭蓋内圧亢進です。

これは少し聞きなれない言葉だと思います。

頭蓋骨の中の圧力が上昇することでいろいろな症状がでることを言います。

何らかの原因で出来た腫瘍や血腫、脳脊髄液が行き場を失うことで重傷な場合には脳ヘルニアなどが発祥します。

ほかにも、脳腫瘍や脳出血、くも膜下出血などが見られます。

強烈な頭痛や吹き出すような嘔吐といった症状があるのが特徴的です。

このようにだんだんと痛くなる頭痛で考えられる病気はいろいろあります。

とくに気をつけなくてはいけないのは命に関わる様な病気や後遺症がでる可能性のある病気です。

少しでも早く発見して治療を開始することが大切になりますから、いつもとは違う頭痛で気になったらまずは医師に相談しましょう。

これまでにないくらい激しい頭痛

一番気をつけなくてはいけないのは、これまでにないくらい激しい頭痛やどんどん激しくなっていく頭痛です。

自分でもいつもの頭痛とは違うことに気が付くと思います。

このようなz痛は一次性頭痛ではなく、二次性頭痛の可能性が大きいので直ぐに医師に相談して適切な治療を受けるようにしましょう。

いつもと違ってだんだん痛くなっていく頭痛の病気の可能性まとめ

いかがでしたか?

今回は、いつもと違うだんだんと痛くなっていく頭痛の病気の可能性についてご紹介してまいりました。

いつもと違う頭痛は気になりますよね。

ちょっとしたら治るのではなくて、だんだんと痛くなっていく頭痛は何かの病気が原因となっている可能性もあるからです。

今回ご紹介したように脳のいくつかの病気の場合に、頭痛がだんだんとひどくなるという症状があります。

もちろん他の症状も合わせて出ることが多いので、自分自身の身体の変化をしっかりと感じて早めに医師に相談した方が良いでしょう。

自己判断せずに、しっかりと専門医に話すことで治療方法を見つけていきましょう。