熱中症が原因の頭痛は対処法に気をつけなくてはいけないの?

夏といえば、とても蒸し暑いので最近では熱中症のニュースをよく耳にします。

そのために熱中症対策グッズなどもたくさん販売されるようになりました。

でも、やはりどんなに気を付けていても熱中症になってしまう方が少なくありません。

では、熱中症といえばどのような症状を思い浮かべるでしょうか?

めまいや立ちくらみ、足がつるなどといったものをイメージするのではないでしょうか?

あまりイメージされないかもしれませんが熱中症の症状のひとつに頭痛もあるのです。

今回は、なぜ熱中症で頭痛の症状が引き起こされるのか、また正しい対処法などについてご紹介していこうと思います。

目次

熱中症と頭痛の関係は?

まずは、なぜ熱中症になると頭痛の症状が引き起こされるのかから見ていきましょう。

簡単に言うと熱中症で頭痛の症状が出るのは、脱水症状になっているからです。

体の中に必要な水分が足りていない脱水症状になると血液循環が悪くなります。

もちろん、頭への水分も少なくなります。

血液の流れが悪いと血管はより多くの血液を取りいれるために、またストレスを受けて拡張します。

血管が拡張すると周りにある神経を刺激するので頭痛の症状が引き起こされるのです。

脱水症状で頭痛の症状がでるのは、かなり深刻な状態ですからできるだけ早く病院に行った方がいいでしょう。

熱中症の症状で頭痛がでるのはどの段階?

熱中症のニュースはよく耳にするけれど、あまり詳しくしらない方も多いと思います。

実は、熱中症には症状によって3段階あります。

軽度の症状といては、めまいやこむら返り、大量の汗をかく、筋肉痛などがあります。

中度になると、頭痛や吐き気、嘔吐、倦怠感や虚脱感といった症状が現れます。

そして、重度となると意識障害やけいれん、運動障害、高体温といった症状となります。

頭痛の症状は熱中症の中度で現れることがわかりますね。

熱中症が改善されていも頭痛の症状がのこってしまう事があります。

それは、体が回復しきれていないからかもしれません。

熱中症自体は改善されたような気がしても体自体はまだ完ぺきに戻っていないことがあります。

とはいえ、あまり長く頭痛の症状が続くようなら早めに医師に相談するとよいでしょう。

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熱中症が原因の頭痛の対処方法は?

それでは、熱中症によって頭痛の症状が出てしまった時にはどのように対処すればよいのでしょうか?

まずは、基本的な対処方法をご紹介しておきましょう。

涼しい環境へ行く

ひとつめは、涼しい環境へ行くことです。

熱中症が原因ですから、暑い場所にそのままいてはよくありません。

エアコンの効いた部屋や屋外なら涼しい日陰に移動して体を休めるようにしましょう。

また、涼しい場所に移動したらできるだけ衣服を緩めて体の熱を逃がすようにしましょう。

水分補給をする

ふたつめは、水分補給をすることです。

上でご紹介したように熱中症で頭痛の症状が起こるのは脱水症状が原因です。

ですから、しっかりと水分補給をすることが大切になります。

とはいえ、ただ水を飲むのではなくてできれば経口補水液やスポーツドリンクなど水分や塩分などが適度に含まれたものを飲むとよいでしょう。

そして、水分の取り方ですがごくごく飲むというよりは、500mlのペットボトルを1,2時間かけて少しずつ飲むようにしましょう。

体を冷す

みっつめは、体を冷すことです。

熱中症は体内に熱がこもってしまうことで起こります。

ですから、少しでも早く身体を冷すことが大切になります。

そこで体を効率よく冷すことができる腋の下や太ももの付け根、首の横などを中心に冷すようにしましょう。

冷す時に便利なのは冷たいタオルやアイスノンなどです。

熱中症原因の頭痛に市販薬ってあるの?

では、熱中症になってしまった時に少しでも早く治すことができる市販薬はあるのでしょうか?

実は熱中症が原因の頭痛には市販の頭痛薬も効果がないわけではありません。

ロキソニン等の市販薬は一時的に熱中症の頭痛を和らげることはできます。

けれども、残念ながら根本的な改善とはなりますません。

ですから、いったん治ったような気がしても時間が経つとまた痛み出してしまうことがあります。

もちろん、どうしても痛みを我慢をできない時には市販の頭痛薬を使ってもいいのですが、できるだけ熱中症自体を早く改善するように心がけましょう。

熱中症が原因の頭痛の対処法まとめ

いかがでしたか?

今回は、熱中症が原因の頭痛の対処法や気を付けるべきことについてご紹介してまいりました。

実は熱中症による頭痛の症状がでるときには、熱中症自体中度なので気をつけなくてはいけない状態です。

自分ではなかなか対処できないかもしれませんが、動けるようなら涼しい場所に移動して、水分をしっかりと取るようにしましょう。

また、普段から熱中症予防のために水分を少しずつ摂取するようにしたり、すこしでも異変を感じたらゆっくり休むようにしましょう。