頭痛だけでなく眠気やイライラの症状があるのはどのような病気?

「わたし頭痛持ちなの!」という言葉を良く聞きます。

頭痛持ちの方は、いつどんなときに頭痛が起こるかわからないので不安だという方も少なくないと思います。

そんな頭痛ですが、原因は人によりさまざまです。

そして、原因によっては頭痛だけでなく眠気やイライラといった症状を伴うこともあるようです。

そこで今回は、気になる頭痛に伴う眠気やイライラの症状と病気の可能性についてご紹介しようと思います。

目次

眠気やイライラが伴う頭痛は偏頭痛?

頭痛の症状の出方もいろいろありますが、眠気やイライラの症状が伴う場合には偏頭痛が考えられます。

偏頭痛は、ズキンズキンとした脈打つような痛みがあり、吐き気を伴うこともあります。

偏頭痛は、頭全体が痛いというよりは、左側だけとか右側だけが痛むことが多いのが特徴です。

女性に多い偏頭痛は、年齢層としては20代~50代と幅広いことでも知られています。

偏頭痛が起こるのはどうして?

それでは、眠気やイライラの症状が伴う偏頭痛はなぜ起こるのでしょうか?

偏頭痛の原因がハッキリしているわけではありませんが、いくつか考えられることがあります。

ひとつめは血管が拡張することです。

頭部の血管が何らかの理由で拡張することでずつうが起こると考えられています。

血小板から血管を収縮させる働きのあるセロトニンが放出されると脳の血管が収縮してしまいます。

時間が経つとセロトニンが分解されて減少するので収縮した血管が拡張することで頭痛が起こると言われています。

ふたつめは、三叉神経の影響です。

脳神経の中でも最も大きい神経は三叉神経です。

この三叉神経がなんらかの刺激を受けることで、血管を拡張させる神経伝達物質が分泌されます。

そこで拡張した血管やそれによって発症した炎症が神経を刺激することで頭痛が起こると言われています。

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頭痛に眠気やイライラが伴うのはセロトニン不足?

上でもご紹介したように、セロトニンとは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑えることで、心のバランスを整える神経物質です。

このセロトニンが不足してしまうと神経バランスが乱れてしまいます。

そして、うつ病を発症したり暴力的になったりします。

では、セロトニンはどのように増やすことができるのでしょうか?

大切なのは太陽の光を浴びるという事です。

セロトニンは明るい光を浴びることで活性化します。

とくに朝の太陽の光を浴びるとよいと言われているので、朝起きたらカーテンをあけて朝日を浴びるとよいでしょう。

そして、呼吸に意識を集中させることも稚拙です。

息を吐きながら腹筋を収縮させることでセロトニンを活性化させることができます。

軽いストレッチやウォーキング、ヨガや太極拳などの運動を取りいれるとよいでしょう。

頭痛に眠気やイライラが伴う場合の予防法は?

頭痛だけでなく、眠気やイライラが伴う場合にはつらいのでできれば予防しておきたいものです。

まずは、食生活の改善から見ていきましょう。

偏頭痛の原因とされている食べ物の中には、血管の拡張作用があるお酒があります。

また、カフェインが多く含むチョコレートやチーズなども偏頭痛の原因となる可能性があるそうです。

ですから、偏頭痛持ちという方はこのような食材はできるだけ避けるようにしましょう。

そして、生活習慣の改善も大切です。

まずは、運動です。

普段から頭、首、肩、目などに疲れをためないように軽い運動やマッサージを取りいれましょう。

激しい運動ではなくて、簡単にできるものを毎日続けることが大切になります。

さらに睡眠もしっかりと見直しましょう。

睡眠をしっかり摂ることは大切ですが、睡眠のとりすぎも偏頭痛の原因となります。

ヒトによって理想的な睡眠時間は違いますが、一般的には6~7時間とされています。

普段から規則正しい生活を送り、しっかりと睡眠をとれるように心がけましょう。

気持ちの良い、質の良い睡眠をとるためには、夕食後90分立ったぐらいでお風呂に入ると良いでしょう。

その後はゆっくり過ごして眠気を感じたら布団に入るようにしましょう。

就寝前はコーヒーやたばこなどの刺激物を避けることも大切です。

しっかりと睡眠時間をとるためにも、普段の生活を見直していくようにしましょう。

頭痛だけでなく眠気やイライラの症状についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は、頭痛だけでなく眠気やイライラの症状が伴う原因や対処法についてご紹介しました。

頭痛だけでも辛いけれど、眠気を感じたり、イライラすることで生活に支障をきたすこともあるでしょう。

原因として考えられるのが偏頭痛ということで、偏頭痛を改善する方法をいくつかご紹介しました。

このような辛い症状が長く続くことはより体に負担になるのでできることから試してみると良いでしょう。

また、あまり長く症状が続く場合には医師に相談することをオススメします。